五島列島キャンツー ~五日目前半~ | 迷走ライダー

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いよいよ五島列島キャンツーも8月11日

五日目を迎えた。

この日は上五島

またの名を中通島の教会群を見て回る一日。

さて どんな一日か行ってみよ~!

 

 

 

中通島での二回目の朝が訪れた。
夏なのに風が強く涼しくて目覚めたのは5時。
既に外は明るい。
この日はフェリーに乗る必要はなかったので
比較的ゆっくりとした朝を過ごすことが出来た。
 
 
風が強いことが分かったので
ホムセンボックスに荷物を入れ
重し代わりにテントの中に入れておいた。
他の重そうな荷物もひとまとめにして置いておけば
安心だろうと思っていた、、、。
 
 
身支度を整え出発したのは7時。
この日は頭ヶ島に行く予定。
頭ヶ島はその昔
離れ小島だったこともあり病人の療養地だったらしい。
故に潜伏キリシタンが身を隠すには都合が良かったと聞いた。
 

本当は空港からパーク&ライドでの観光が推奨されていたので
訪れることが出来ないかと思ったら
特に規制も無く8時には辿り着くことが出来た。
これが行きたかった場所の一つ
「頭ヶ島天主堂」

 

 

ここは世界遺産に認定されているだけでなく

五島で唯一の石造りの教会。
とても見たかった教会の一つだったので

眼のあたりにした時は鳥肌が立ったよ。
朝の静けさの中 風合いも独特で

どこかパワースポットのような雰囲気を感じたのも確か。

 

 

石造りゆえに大きなブロックと風合いが独特で

少し生命感を感じたよ。

中央の丸いステンドガラスの辺りが特にパワー感満載やった。

 

 

時計周りに一周すると教会の右奥辺りにルルドを発見。

ルルドまで石垣の中にあるよ。
 

 

鐘楼のあるような教会の造りだが

外に鐘塔がある。
全体的にトーンが合ってるのもお気に入り。

 

 

 

教会を駐車場の方に下ると、ここにもキリシタン墓碑群がある。
普通お墓は撮らんわな。
西洋風のお墓ってだけで雰囲気が良く見える気がする。

 

 

目を左にやると海水浴場がある。
とても綺麗な海が広がっていた。
この日も最高の天気で気持ちの良い景色だったよ。

 

 

 

頭ヶ島集落は道から下った入江にある。
行きに見付けた眺望の良い場所から集落を見下ろす。

ひっそりと建ってるよ。
 

 

遠くに目をやれば
海と空
島が織りなす見事な景色が広がる。

海の透明度が違うよね。
海底の状況が分かるでしょう。

 

 

 

次に向かったのは
「鯛ノ浦教会」
駐車場には立派なルルドや
神父などの像があった。
ココのルルドも見事だったよ。

何やら説明看板があったので読んだら

過去に潜伏キリシタン親子と

出産で戻っていた娘とご主人を含む6人が斬殺された

忌まわしい過去があるらしい。

弾圧 斬殺と酷い過去の歴史のある世界遺産も珍しい。
辛くとも忘れてなならない歴史なんだろうね。

 

 

この教会の鐘楼は

世界経済が落ち込み財政が厳しい中で建てられたこともあって

被爆した長崎市の浦上天主堂のレンガが使われているらしい。
そういった過去もあって

訪れたかった教会。

 

 

この鐘楼に浦上天主堂のレンガが使われているんだね。
鐘楼以外は木造だったよ。

 

 

ココも鐘楼がありながら外に鐘塔がある。
町に時間を知らせてたのかな?

 

 

この教会は1979年に新しい教会が建てられた。
新旧の教会が併設されているのも珍しい。
貧困をおして建てられたので

シンボル的に残しているのかもね。

この日は日曜日の午前中というあり

とてもたくさんの信者がミサに訪れていた。
あまりの多さに信心深さを感じたよ。

 

 

 

その後は岸壁に建つ

「希望の聖母像」

を見に行った。
海を望むマリアは長崎市と天草の崎津にある。
どちらも見たことがあるが

ココは聖母のなのに乳飲み子を抱く母の像だった。

 

 

正面に回り込むと

子を抱きかかえる母の姿がそこにあった。
希望の意味は分からない。

この近くには浜串教会があるが

捕鯨で潤った漁村に建つ教会だそうだ。
親子の鯨を弔う意味もあるのかな?

 

 

 

その後は半島を横断し

若松の方に向かった。


時間が余るほどだったので

今思うと若松島の端にある教会などにも行けば良かったが

この時は距離感も分からず

手前の

「若松大浦教会」

を南端に北上することにした。

これが教会なんだけど一般の民家みたいでしょう。
実際に民家だったし

信者によって造られたマリア像が祭壇に掲げられているんだって。

 

 

裏手に正面があり

そこに十字架が掲げられている。
いかにも手造りっぽい雰囲気が良かったよ。

ココでは北九州からの親子と一緒になった。
小学校低学年の女の子は

海で泳ぐのを楽しみにしていた。
良い思い出だね。
少し遠い昔を思い出した。

 

 

 

その後 北上を続けていると

ガソリンがリザーブになった。
これが後々かなり焦ることになるとは

この時は思ってなかった。

 

 

 

20km程走り青方まで戻って来た。
港をぐるっと回り込んだ小高い所に建つ教会が

「大曾教会」

ココも鉄川与助によるレンガ造りの見事な教会。

 

 

正面に立つキリストに迫力があった。
誰でも来い!って感じ?
いや 迷える者は

何人も来なさいと言うことか?

 

 

全てがレンガで造られた

実に重厚で見事な教会。

中も見事だったよ。

 

 

そう 中を見学した際に

ミニカードが置いてあったので頂いてきた。
表には大曾教会の正面。

 

 

裏には

「重荷を負って 苦労している者は皆

私のもとに来なさい 休ませてあげよう」

と書いてあった。
人生の休息地か?

 

 

書くのが後になったが

大曾教会は車で行くことも出来るが

下の方から階段の小径を登って行くことも出来る。
もし行かれる場合は

そこまで距離は無いので小径を登って行かれることをお勧めする。
その方が雰囲気が良い。

 

 

 

行きに見付けておいた教会を望む場所で一枚。

 

 

 

戻る際に

これまた行きに見付けた派手なカラーリングの漁船群をカメラに収めた。

 

 

オレンジ・白・黒が新しい。
しかも雑多は感じがまたイイ♪

 

 

たくさんの電気が付いていたのでイカ釣り漁船かと思っていたら

定置網漁船とのことだった。
船の後ろには小型の船を出動させられるようになっていたよ。
凄くな~い!

 

 

 

その後 青方の町中でガソリンを入れようとするも
日曜でどこも休み。
後で聞いた話しでは
五島のほとんどのスタンドは休日休みらしい。
大きいスタンドだったので安心していたら
どこも閉まってて焦った。
 
 
交番で尋ねると
「奈摩のスタンドなら開いているかも?」
と教えてもらい
極力アクセルパーシャルで向かった。
 

奈摩は昨日崖崩れで折り返した所で
少し離れているのは分かっていた。
 
 
そしたら閉まっと~し!
かなり焦る。
ヽ(≧◇≦)ノ
 
 
だが 少し行った所に鉄川与助が初めて設計した
「冷水教会」
があることを知り
やめときゃ良いものを行ってしまった。
(^◇^;)

 

 

分からない人も居るかもだけど
長崎ちゃんぽん リンガーハットのような佇まい。
可愛い~♪

 

 

見上げた感じもイイ♪

 

 

 

なんて言ってるけど
次に開いているスタンドはこの近くには無い!
ぐるっと回ってキャンプ場の近くの青砂ヶ浦まで行かないと無いらしい。
かなり遠いけ~ん。
 
既に40km以上リザーブで走っている。
アクセルパーシャルかつ
下りはクラッチを切りアイドリング走行。
 
どうなっちゃうの~僕?
更に10km以上走り
上りで焦り 下りでアイドリング。
ブレーキ掛けたくないのにブレーキ掛けなくちゃで積みそう。
 
つ・づ・く