御礼参り12
米つきバッタが如く何度も頭を下げながら病院を後にする。
19時を回っていただろうか。
こんな暖かな人たちに手を尽くしてもらえたトロは幸せ者だ。
「トロちん、トロちん」とチヤホヤ。
誰にも見向きもされない自分とは大違い、と愚痴るのは僕の僻み根性か。
駐車場から病院を仰ぎ見る。
トロがその小さな体で懸命に闘った場所。
トロが初めて15日間も僕らから離れお泊りした場所。
一度は腫瘍がキレイに消えて無くなった奇跡の場所。
しっかと目に焼き付けた。
帰路は渋滞もなく、帰り着いたのは日付が17日に変わった頃だった。
こうして僕らの御礼参りの旅は終わった。
米つきバッタが如く何度も頭を下げながら病院を後にする。
19時を回っていただろうか。
こんな暖かな人たちに手を尽くしてもらえたトロは幸せ者だ。
「トロちん、トロちん」とチヤホヤ。
誰にも見向きもされない自分とは大違い、と愚痴るのは僕の僻み根性か。
駐車場から病院を仰ぎ見る。
トロがその小さな体で懸命に闘った場所。
トロが初めて15日間も僕らから離れお泊りした場所。
一度は腫瘍がキレイに消えて無くなった奇跡の場所。
しっかと目に焼き付けた。
帰路は渋滞もなく、帰り着いたのは日付が17日に変わった頃だった。
こうして僕らの御礼参りの旅は終わった。




