小学校の頃 | 【FtM】独り言をやめたくて【逃げ道】

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しばらくまともに友達が出来ませんでした。
偶に放課後遊んだりしていたのですが、殆ど家にいたと思います。そこは相変わらず。

当時の心境なんてこれっぽっちも覚えていないのでわかりませんが、普通にその頃から他人と接するのが苦手だったんだと思います。
でも保育園のときは割と外でよく遊ぶ活発な子だったらしいんですよね。確かに外でサッカーか泥だんご作りとかばっかりやっていた気がします。だから他に考えられる可能性として、〝親の再婚〟が子供心に変化をもたらしたのかもしれません。前の父親もなんとか顔は覚えているという程度なのですが、それは後々。

話を戻して小学校。
とにかく友達と遊ばなかった。お母さんは「この子どうやって生きていくんだろう」と思ったそうです。多分ずっと一人でいる様を見兼ねたのだろう先生に、無理矢理前へ出る仕事を任されたこともあります。別に大勢の前へ出て話すのは特別苦手というわけではないので、普通にこなしました。なんの変化もありません。

風向きが変わったのが小学校四年生。

その年は転校生が数人いました。
その中の一人の女の子のお陰で私はようやっと友達の輪に入ることが出来るようになりましたね。
出会いのエピソードがちょっと面白いので一つ。


小学校は給食の後に〝はみがきタイム〟というものがありました。名前の通り歯磨きをする時間です。全員が食べ終わり合掌を終えてから私は食器を下げ、いつも通り歯磨きセットを持ち流しへ。

そこでおかしな光景が。

いつもは餌に群がる虫のごとく混雑した流しに人がいない。
否、流しから少し離れ、囲むようにして人が集まっている。そして飛び交う悲鳴の嵐。
そして、その流しの真ん中に一人だけポツンと女の子が立っていました。四年生にもなると二クラスしかない学年だったので全員見知った顔です。だからその子が先日転校してきた子だとすぐにわかりました。彼女は構えるように脇を開き、じっと流しの中を見つめていました。
なんだなんだと思い流しへ近付きます。彼女は片手に歯ブラシ、片手に歯磨き粉のチューブを持っていました。まぁはみがきタイムなので当たり前なはずなのですが、異様としか言えない光景。


「なにやってんの?」

後数歩の距離を置いて私は聞きました。すると彼女は私に目もくれず水道をジャーッ!ものすごい勢いで水が跳び跳ねます。私は一歩引き、追及しようと思ったところへ彼女は答えました。これがいくら水道全開で声量いるって言ったってうるせえのなんの。

「虫!虫いるの!みんな恐がってるから退治するの手伝って!」

はぁ?と一瞬思いました。
言葉の意味を呑み下してから流しを覗き込むとそりゃまぁでっかい虫がいました。ゴキブリではなかったんですけど、似た形状のなにか。
それを彼女は水攻めしたり歯磨き粉かけてみたりで一生懸命退治していたらしいです。私は周囲を見回し、これじゃ歯磨き出来ないなと状況を掴んでから手伝いました。トイレットペーパーを千切ってきて、虫を包みトイレに流す。呆気ない感じに終わりました(でもこれやると女子は微妙な反応しますよー笑)

彼女は「ありがとー!」とまた馬鹿でかい声で言って抱きついてきました。スキンシップ過度でしどろもどろになりながら教室まで連行される。それから彼女の友達数人に「虫退治手伝ってもらったー」などと紹介され晴れて友達になりました。


この子がいなかったらほんっとぼっちライフだったわ……。
あざっす。

なんかめっちゃ長くなりましたね。
じゃあ小学校編はとりあえず今日はここまで。
次回は今の彼女の話とか交えつつ、振り返ります。