分割振動をさせないと称するDSS方式の6cmのプロトタイプ“ドルフィン”をD級アンプで鳴らしてみた事は前に書いた
あまり感心した感じの文章では無かった
が、
それは“プリアンプ”を最高級抵抗切り替え式アッテネータにつないでバッファとして、それに新D級アンプをつないだ結果だった
このD級アンプの旧型は、6cmスピーカーのメーカーの推奨品で買ってみたものの飽きてしまったものだが
新D級アンプを抵抗(アルファ金属箔抵抗)切り替え式アッテネータに50cm長のRCAケーブルでつないで
DSS方式6cmを鳴らすと
やっぱり良い ー 新Dアンプ ー これは飽きたりしそうも無い
HS-400のようにピアノの低音弦豊かな響きは望むべくも無いとしても
ノベンバー・ステップスの各楽器が空間中で気合いを入れて演奏している事が良くわかる ー 演奏者の姿が浮かぶ ー 前に書いたように、琵琶のバチの音のアタック音が“マス”をもって飛んでくる
HS-400は全帯域完全ピストンモーションを目指したスピーカーだった… ー 思想的に共通している ー 製作者氏はフルレンジで聴いて欲しいようだが…
この人、私の大学の同窓生が教師をやっていた頃 そこの大学の学生だったのでは無いかと思うが 知らないと言っていたな ー 若くして亡くなってしまった… せっかく大学のポストを得ても早死にしたらなあ…
閑話休題
攻殻機動隊S.A.C. 、HS-400ほどでは無いにしても空間は拡がり音の分離もかなりのものだ 高域にクセを感じないでも無いが
諏訪内晶子さんのバッハ パルティータでは空間の拡がりがもう少し欲しいがしなやかさ伸びやかさもそれなりに感じる
諏訪内晶子さんの演奏が迫って来る
でも、やっぱり、もう一段の高域のしなやかさは欲しいな ー 最高域は意図的に落としているらしいが
そして、「夢千夜日記」 これは、当時のスコアが失われてしまっていたのを岩城宏之氏が耳コピでスコアを起こした録音だ
演奏はオーケストラ アンサンブル金沢だったか
楽器の音の重なり合いが混濁せずに 空間中で分離して聴こえて来る
このスピーカー、
製作者氏が言っていたような「箱庭フルレンジ」的使い方で行くべきなのか…
製作者氏は超重量のデッドマスは不要と言っていたが、やはり今の10倍以上にして本格的なフローティングマウントシステムにしてやりたい
デッドマスの効果と言うか「働き」に関しては世の中で十分な説明がされているとも思えないので、そのうち私なりの解釈をラジオ技術誌に投稿してみようか… (コイズミ無線でしゃべった事は有る)
2ウエイのウーファーとトゥイーターを同一バッフルに付けて、バッフルを傾けたから聴取位置ではタイムアラインメントが取れていますと言うのも大間違いなのだが ー これはそのうちこのブログで解説しよう
ゴトウのチャンネルデバイダーで上にMH-35を乗せて聴いてみようかとも思うが、「新D級アンプ直結」の良さが消えてしまわないか…?
つまり、余計なアンプが加わる
このチャンネルデバイダー、
新型が出て 旧型になってしまったが、メーカーでSiCのショットキーバリアダイオード整流に改造してもらった物のポテンシャルをもう一度見てみるか
前に書いたように、オーディオは聴いてナンボだからね