パワードスピーカーから取り外した10cmウーファー(だけ)を聴いている



室内楽を聴いていると

これで何の不満も感じない ー 普通に音楽にひたれる



元のパワードスピーカーについて、ネットを彷徨ってみると 使ってみた人はいずれも音の良さに驚いている  私も同じだった

まあ、古いディジタル処理とD級アンプによる音質上の制限は有るし、耳を近づけるとノイズが聴こえるという難点が有った

ADコンバータをクリップさせるわけに行かないから、クリップさせないようにレベル調整をしなければならないという問題も有るから一般用オーディオのスピーカーとして売り出すわけにも行かなかったのだろう




そのウーファーを取り出して箱に入れて「フルレンジ」として鳴らしてみているのだ


ドライブするのは、もちろん普通のアナログアンプだ(最新の、世界的に絶賛されているD級アンプではどう鳴るか聴いてみたいが)



それにしても、

この10cmウーファー 振動系の設計がよほど上手く行っていると言う事なのか?

昔のAltecの416Aのように



かつての “ラ技ユニット” も本来はウーファーだった  ジムラン(JBL)の4343を放り出して夢中になったベテランもいたらしい




余計な音が出ないのが良い? 帯域を欲張らないメリットは大きい 昔 オンケンの小泉さんは「テレビの音って良いよね」と言っていたものだ


高域が伸びていないから嫌な音が出ない? ー 五味康介氏では無いが、超高音なんか聴こえない

昔は「五味康介の聴力なら、タンノイ オートグラフ「程度」で十分なんだろう」と悪口を言っていたものだが…


後藤精弥氏も、最晩年はトゥイーターのクロスオーバーを5KHzから6KHzにしたら鳴っているか鳴っていないかわからなかった(1次〜6dB/octで)



私は、ディジタル系のノイズなのか?中高域〜高域の歪?ノイズ?に超敏感なのだが


マタイの女声合唱の強奏で混変調が起こるのは我慢できない 多分、このスピーカーユニット単体では無理だ



それにしても、

ピアノソロも良い




分割振動させないと称する6cmも中低域〜中高域は素晴らしいが、中低域でも下の方の ピアノの左手の音やチェロの響きは物足りない

その辺も10cmなら結構ちゃんと鳴ってくれる ー 低弦のビーン!と言う音の迫力は物足りないが




もちろん、バックロードホーン(ホーンじゃ無い)でドンチャカ鳴らしている人が好きな低音ブンブンとかは出ないが


そんなものに用は無い ー 昔から、バスレフ箱の調整なんかやった事は無いし





まあ、トゥイーターを乗っけてやりたい気もするし ー ユニットもネットワークも用意して有るんだけどね



この10cmユニットは現状では古いパーティクルボードの箱に入っている まあ、オンボロだ

昔 手に入れて死蔵していた サイドがラウンド形状になっている箱にいれてやったらどんな音になるか?

良く見たら十数リットルの容量で板厚18mmはありそうだ 




まあ、低音だって振幅片側で10mmとれる 20cmの化け物ウーファーを片側4個並べてやれば そんじょそこらの「ハイエンド」など軽く上回るだろう(ただし、フローティングマウントは必須だ)


けれど、近所迷惑で怒鳴り込まれるのは必死だ






先ずは、音楽を楽しむ事








分割振動を排除したと称するスピーカーの10cmバージョンが欲しいが、100万円越えでは今のところ手が出ない

あれなら相当低音も出そう ー ピアノも、単体で十分な音が出せそうだ