#364『面白い学問対決』
皆さんは普段どんな人達と飲みますか?
きっと同じ学校、職場、
とにかく価値観や目指しているものなど
共通点がある人達と飲む場合が多いかと思います。
確かに話が合うメンバーとの飲み会は楽しいです。
でも、全く共通点がない人と飲んでみるのも、
新たな発見があって面白いのでは?
そう思って僕は、全く共通点が無いもの同士での
飲み会をセッティングしました。
そこで集めたのが哲学科に通う友人と数学学科に通う友人の2人。
案の定、全くと言っていい程共通の話題がありません。
「失敗した…」と思っていたのですが、
酒も進み3人ともほろ酔い気分になり始めた時、
数学屋が哲学屋に言いました。
「哲学なんて何が面白いの?曖昧な事をダラダラ議論してるだけ」
やりやがりました。
「は?数学なんて、答えが一つしか無いロマンの無い学問じゃん」
哲学屋も言い返します。
ここから数学屋と哲学屋によるアピール合戦となりました。
2人の話は、専門すぎて素人の僕にはほとんど何を言ってるか
分からなかったのですが、いくつか面白い話をしてくれました。
数学屋は、「素数(1と自分自身以外に正の約数を持たない自然数)」
の話をしてくれました。
「31は素数。331も素数。3331も、もちろん素数。
でもな、333333331は素数じゃないんだよ」
17×19607843で因数分解できてしまうらしいです。
この様に素数を規則的に続いている様に見えても、
いつかは素数にならないものが出て来てしまうというのです。
ほー。
哲学屋は、「人体を構成する細胞は数年で全て入れ替わる。
そうすると入れ替わる前の自分と入れ替わり後の自分は別人ではないのか?」
という話。
「記憶が同じなら、同一人物じゃないの?」と質問してみましたが、
そういう話でもないよう。必死に説明をしてくれましたが、
ちょっと理解できませんでした。
「ごめん、哲学屋。今回は数学の方が面白かった」
ぼくはそう結論づけました。
哲学屋はかなり悔しかったようで、数学屋にリベンジを誓い、
巣鴨へと帰っていきました。
共通点の全く無い者同士の飲み会。
これはこれで勉強になります。
第2回戦の日取りは決まっていませんが、哲学屋の逆襲が楽しみです。
放送作家 写六家
放送作家集団ストレンジャー
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放送作家育成プロジェクト2008~2015(事務所&全実践)
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