#731『”俺の”経営テクニック』
長く続く不況の時代。そんなあおりを一番受けているのが飲食業界である。
ここ数年、会社では接待費が削られ、
消費は少なくなり家庭で食事を済ませる人が多くなった。
数字の上でも業界全体の売上は減少していっている。
そんな現状を危惧していた「俺の株式会社」社長の坂本氏。
彼は、低価格や奇抜さ以外にウリを持つ飲食店のコンセプトを模索していた。
日々、行列ができている店に足を運び研究していた。
不景気でも、確実に人が集まる店は2パターンある。
それは、「立ち飲みの居酒屋」と
「ミシュランの星付きレストラン」であった。
そこで、その2パターンを一緒にした店ができないかと思いついたのである。
ミシュランの星付きの店に負けない料理を目指し、
元3つ星ホテルのシェフを雇い、
立ち飲み屋の回転率を目指し2時間制のルールを設けた。
さらに、店内のテーブルは狭いものを設置。
テーブルが狭いと多くの皿が置けないため食事時間が自然と短くなる。
この2パターンを実現した「俺のイタリアン」は、
オープン後連日行列が絶えない繁盛店となった。
しかし、都内に数店舗あるが、いつ行っても、どこも行列である。
放送作家 石川心水
ウノプロダクション株式会社