#723『トラウマが生んだ巨匠』 | 放送作家集団『ストレンジャー』ブログ by ウノプロダクション

#723『トラウマが生んだ巨匠』

「サスペンスの神様」とも称される、

20世紀イギリスの映画監督アルフレッド・ヒッチコック。


「三十九夜」、「バルカン超特急」など、

サスペンス映画を相次いで発表した後、ハリウッドにデビュー。

「レベッカ」、「裏窓」、「サイコ」などで、
アカデミー監督賞にノミネートされ、

フランス芸術文化勲章も授与したのである。


ヒッチコック映画には警察がよく出てくるが、
それは幼少期のトラウマが関係している。

5歳の時、父親に頼まれ、警察へ書類を渡しに行ったヒッチコック。

すると、そこで署長がヒッチコックを留置場に入れ、鍵をかけてしまう。

5分後、鍵を開けて「悪さをするとこうなるんだぞ!」
と、脅かされたのである。


それ以来、警察を過剰に恐れるようになり、
大人になってもトラウマは消えず、

警察とかかわらないように、車の運転も出来るだけ避けていた。


だが、警察に追われるストーリー展開はヒッチコック映画の十八番。

幼い頃の恐怖体験を、
映画に生かしたヒッチコックのプレミアムワードがこれである。


「ドラマというものは、人生から退屈な時間をすべてカットしたもの」


放送作家 石川心水


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