#246『クリスマスを最高の夜に…』
第1回:「もしかしてだけど。。。」
クリスマスを可愛い女の子と過ごしたい。
彼女がいない「僕」がクリスマスまでに可愛い女の子を見つけ、
一緒に過ごすことを夢見る奮闘記です。
21時過ぎのJR中央線。
電車に揺られながら帰途についた。
幸運にも四ツ谷駅で座ることができて、疲れから眠り始めた。
どれぐらい眠ったのであろう、肩に重たい感触が伝わってきた。
何かと重い目を覚ました。
黒いタイツにスカートを履いた可愛いOLが、
僕の肩にもたれかかり眠っていた。
「もしかしてだけど~...♪」の声が頭の中でリフレインする。
この幸せな時間が止まれと思いつつ、
人間のクズである僕は興奮してきた。
しかし、幸せな時間は長くは続かない。
彼女が阿佐ヶ谷駅で目を覚まし肩から頭が離れたので、
反射的に見てしまった。
そのため、彼女はこれまでの状況を理解して頭を下げて謝ってきた。
「いいんですよ」と頷き、「疲れて大変ですね」と話しかけてみた。
彼女は「ええ...。」とだけ答え、次の荻窪駅で降りていった。
ここに私が求める出会いはなかった。
クリスマスまであと12週間。
放送作家 岡山 桃
ウノプロダクション株式会社