#217『冷静と情熱のあいだ』
高校の時、担任だった国語の先生がこんな事を言った。
「人生で1番大切な事は、冷静と情熱のあいだに居ることです」
冷静と情熱のあいだと言えば有名な恋愛小説だが、
先生は恋愛に生きろと教えた訳では無い。
冷静と情熱のあいだ。
冷静になりすぎると情熱を欠く。情熱がありすぎると冷静さを失う。
どちらが欠けてもいけないが、どちらかに振り切り過ぎてもいけない。
冷静と情熱のちょうど真ん中。バランスの良い人間になりなさい。
素晴らしいお話だと思った。クラス中が感動していた。
しかし、次の国語の時間。
先生は大好きな前田敦子の話を30分に渡って熱弁した。
授業時間の半分を使って。
テスト終了後の暇な授業だったからかもしれないが、
あの時の先生に冷静さは微塵もなかった。
放送作家 写六家
ウノプロダクション株式会社