#90 『雨泥棒』 | 放送作家集団『ストレンジャー』ブログ by ウノプロダクション

#90 『雨泥棒』

ちょっと前の話。

会議終わりに近所に住んでいる友達と中華料理屋へ。

そこはいわゆる普通の中華料理屋でテーブル席と
カウンター席がいくつかある小さなお店です。

 

端っこのテーブル席に座り、しばらくすると
隣の席へおばさん2人(推定50)と恐らくそのどちらかの息子

(推定中学生)の三人組がやってきました。

 

自分らが注文した料理を食べながら
うだうだとくだらない話をしていると、

隣の席では「近所の誰々の話」だの「政治の話」
だのしていて、中学生の息子は退屈そうにしています。

 

そんな光景を何気なく横目で見ながら、
こちらも特に話すことが無くなり
僕がその友達に貸しているゲームの話をしました。
ちなみにそのゲームはアクションゲームで自分には
難し過ぎてすぐ諦めたゲームなので、
時間を持て余す友達がコツコツ進めていく話を聞くのが
ちょっとした楽しみになっていました。

 

自分「ゲームどこまでクリアした?」 
友達「最後のステージまで行ったよ」

自分「最後のステージどんな感じ?」 
友達「なんかねー、雨がザーザー降って」

 

と話しているその時!隣のテーブルのおばさんコンビが

 

「今日は寒いわねぇ」「明日は雨が降るみたいよ」
「○○ではもう雨が降っている」
と、雨の話を被せてくるではありませんか。

その後もバンバン「雨」を使ってきます。

 

その瞬間に目を合わせる自分と友達

 

友達も負けてたまるかと、
「この雨のステージがね」と話を続けるものの

完全に自分の頭の中でDJプレイみたいになってて笑いが止まりません。

そこからの友達はおばさん達に降伏して、
「雨」がNGワードになってしまい
おばさん達より先にしていたゲームの話がしづらそうで、
その状況がツボにハマった自分は笑いを堪えるのが大変でした。

 

そして隣のテーブルの恐らく中学生の息子は、
自分のテーブルの政治の話より隣のゲームの話を聞いていたらしく
恥ずかしそうにチラチラとこっちを見ていました。笑

 

そんな小話。

 

放送作家 マーク若葉

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