ってコトで、美容皮膚科に出向いた
もう加齢によるくすみがえげつないので、プロに頼る事にしたのだ。まぁまぁ調べて、予約をし、当日となる。
美容激戦区の一等地にそびえるクリニックは、ちゃかつき過ぎず、医療としての役目も果たしつつ、清潔感とラグジュアリーのバランスが保たれた空間だった。オペレーションも良いので、不快感もなく、きちんと教育されている感じだ。連携も取れているし、先ずは好印象のまま看護師さんを待つ。
一番のお悩みは何ですか？と質問を受けながら、マスクとサングラスを外すと、老け見えポイントの説明を受ける。知ってるわい！と思いながら、教えを乞う姿勢を見せる
その際、若返りたいですか？と、質問され、口籠った。え？私って若返りたいのか？若返る精神で美容をしている人って、苦手なオーラを放っている事が多いのだ
無駄に抗うのは性に合わないと感じ、また、ガンガン高い施術をここぞとばかりに勧められる予感がしたので『特に若返りたいとは思いません』と、答える
すると、息巻いて様々なプランを勧めてきていた看護師さんがクールダウンし、次は先生の診察まで少々お待ち下さいと言われる。
おぉ
（若見えの）アラフォーくらいの先生は完璧なる美しさだ
港区でよく見る高そうなラウンジ嬢風だ。フェイスラインのみ巻いた前髪が知的な印象を保ちつつ、美人風に一役買っている。と同時に、今日はオフィス仕様だけど、私生活はがっつりフェミニンタイプというのを醸し出しているではないか。
先程説明を受けた看護師さんと2人で、私の肌を観察し始める。「うーん、これは肝斑かしら？でもハッキリとは見えないけど、何かモヤモヤしてて、これがクスミに見えるのかしら」「ですね。色ムラもありますしね」と、2人で話している。
つか、ビックリだったのは、診察途中で看護師が怪訝そうに「日焼け止め塗ってます？
」と、塗ってるから正確な診断できねーんだよと、言わんばかりに、落としますね、と、シートクレンジングを取り出し、私の肌を擦りだしたはぁ？肌をこするのが肝斑に一番悪いですって（誰でも知ってる話）今さっき説明したよね？しかも、粗悪な成分だろう簡易なシート、つか、外出時、日焼け止め塗るの常識だよね？つか、昼間出歩くのに塗らない人、まして美容皮膚科に来院する人で、いるわけないだろーがよ
この後、先生は真っ直ぐ私を見つめ、施術内容を提案してきた。一回聞く。だろうよ。劣化してんだから、色々修整必要だろう先生は2種類のレーザー治療の同時施術を提案してきた。私は細かく薄いシミが点在しているが、正直それが一番の悩みでないし、今直ぐに治療したいでもない。全体のトーニングで徐々に軽減されれば良いと思っている程度だ。しかも、ここぞとばかりに加療提案してきたのが気に入らない
『ご提案頂いた施術は非常に効果的だし、私に必要だと思うんですが、もし（先生のおっしゃる）肝斑が濃くなって、その時点で施術内容転換するとなると、肝斑が濃いまま通勤もしなくちゃだし、また今までの施術が無駄だった意識になる予感がします。先生はどう思われますか？それと料金もかなり違いますよね？』
私は通いたい意思と、通うからには回数券も買いたいし、と前向きな姿勢を見せつつ、いきなり売りつけられるかの様な？オプション追加に不快感を見せた。
つか、中年なめんなよ
先生＆看護師に畳み掛けられるのなんか想定内だし、あら大変、お肌汚いわ、と言われ、恐縮する心理をついて、そうかぁ。綺麗になるには必要かぁ（うんじゃ、言われた通りにしよう！）なんて、なんねーんだよ
すると先生は「そうですね。2種類（のレーザー）同時だと、どちらがどれ位の効果があるか、判らないですしね」と話す。判ってんじゃん
とにかく初めてなので、1度施術して頂き、自分の中で考えたい。納得して進めたい意思を通すと、売り付けモードは軽減した
しかし、この時点で施術前、手を抜かれてはイヤなので、看護師さんを持ち上げつつ、美容初心者を装い（でもエンビロン使ってますよね？と疑われたけど）和気藹々を心掛けた。
もうこの時点で、コイツ今日は、回数券契約しないなと思われてるらしく、施術が終わると看護師さんは「じゃぁ、続けるようでしたら、またご連絡下さい」『その時に回数券、購入出来ますか？』と聞くと出来るとな。大抵、エステもだが、当日契約のみの特価だったりするので、有り難かった。いや、10%オフは当日だけだったかな。ざっと、その場で計算したので、この価格を基準に他院をチェックする事にした
日頃、若い呼ばわりは当たり前、後輩には若返ってると言われ、先輩に顔が艶々だけど、何してるの？と聞かれ、オジサン軍には肌が綺麗と言われ続け、胡座をかいていた
現実は、美容皮膚科スタッフ目線では、ボロクソな程、問題がありすぎる状態やった今一度、初心にかえり、コツコツ精進しようと決意した次第である、ハイ
