この数日、大声を出したい衝動にかられている。
と、書くと怪しさ満点の感じだが、つまるところ、歌いたい。ジュデマリのクラシックが脳内を駆け巡って離れない。もう症状は末期で、人がいなそうな場面や地元を歩きながら口ずさんでいる。あぁ、カラオケも行ってないから、声帯もどっぷり老け込んでいるだろう。こればかりは過去の自分となかなか比較できないが、そもそもそんなにソプラノでないクセのある声質の私は、もうどっぷりアルトである。
声で思い出した。同世代芸能人、松嶋菜々子さんの声がその昔、死ぬほどタイプだった。可愛くて、でも甘すぎず、透き通った特徴的なその声に憧れた女性は多数いたに違いない。個人的にはビジュアルの好みは声質まで対象だ。顔と体型、そして声までのトータルがドンピシャだと、途轍もないトキメキへと昇華するのだ。このトータルは結構難題で、男性の場合、妙な高音だと色男程、そのギャップは悪い方に舵を取る気がしてならない。勿論、私の好みの問題だ。暗いバーなどの店内では、やはり低音ボイスを聞いていた方が女心が満たされるのだ。
なぜ今、松嶋菜々子さんかと言えば、その昔の大好きドラマ「スィートシーズン」を見だしているからである。舞台は横浜、挿入歌はサザンという抜群の相性の中、松嶋さんの甘い声がさらに華やかにドラマを印象付ける。このサザンのLove Afferはその後、私の18番になったのは言うまでもない。高低入り混じる難しい音程なのだが、AメロもBメロもサビも間奏も全てが好み過ぎる状況で、歌わないワケがない。
って、ことで仕事をしながらもカラオケ行きたい。マイクで歌いたい衝動にかられまくりなお話。