ランチをしていると、これ見よがし部長が仏頂面で登場した。
聞く態勢に入ると「今日の会議は13時?14時?どっち?」とPCの予約画面を見ながら不機嫌だ。 昼休みだ。今まで雑談していたのだ。PCはクローズしているし、脳もオフなので即答はできない。つか、部長とはいえ、人にものを聞くのにこの態度は何なんだよ。と、こちらのやる気も相当そがれた。内容を確認すると、間違いなく私のミスだ。通常13;00~の定例会議なのだが、午前の会議が長引くことが想定されたので、開始時刻は14:00~になるだろうと妄想し、以前もあったイレギュラーな開始時間を想定し、スケジュール&会議室予約をしていた。頃合いを見て、ボスへの確認と時間変更のアナウンスをする予定が、それを私が失念したのだ。
という事が、指摘されたことにより発覚した。調べている私に「時間変更になるの?来客予定が入ってるんだけど。A会議室で良いの?」と、これ見よがし部長の怒りもヒートアップだ。ヤバいと思いつつもどんどん冷めていく私。 冷めてきている理由はこれだ。これ見よがし部長は、今まで何度となく、ミスとダブルブッキングをしてきてると思ってるんだ?という常習犯だ。誰よりもミスだらけでお馴染みだ。その度に、ゴメンゴメンとおちゃらけた態度で誤魔化し、出来る男は予定が分刻みとアピールまでして、故に多少のミスは大目にみてくれよ、的な態度満載だった。それをまさか認識していないのか?責め込まれれば攻め込まれる程、低姿勢はなくなり、はぁ?という思いに駆られる。私はミスを認めるのは苦でないので、即事情を説明して謝り、つか、周囲からの擁護もあり、大袈裟な雰囲気を回避した。まぁ、これは社内定例、1時間程度の内容だったので、ダイジェストで内容をボスにお伝えし、予定の定例会は無しとなった。機転を利かせた上司には、さすがとしか言いようがない。この決定時間わずか数分である。その反面、これ見よがし部長の態度は、なんだ?って感じだ。もっと責任もって仕事してくれよっっていう圧と責めにまみれた態度が漲っている。数時間、私のはぁ?も止まらなかったので、少し落ち着いた夕方に、これ見よがし部長に謝りには行った。フレンドリーに接してきたけど、どうせそれも演技だろ?と、私の拒否態勢が駄々洩れだったに違いない。
