少し前であるが、とある現地法人の社長が交代すると聞いた。

あまり私の体制には関係ないし、ふーん、そうなのねと言う程度だ。ただあらゆる人事は、長生き特典により知り合いだらけの間で繰り広げられるため、興味深い事は事実だ。今回は噂っていうより、確定事項として先輩から聞いた。

この先輩は、まさにぶりっ子オバサンの王道で、かつての女子大生ブーム真っ只中を駆け抜けたオールナイトフジ感満載のバブリーな女性だ。もう基本がキャピなので、私の同僚なんかは存在がイラつくと言う。まぁね、確かにね。私と先輩は、基本真逆性質なのだが、真逆だからこそ気にならないお互い受け入れと、長子という共通点により会話が成り立っている関係だ。日頃、全く噂話は入らないらしく(本人談)、それとも先輩そのものがゴシップ好きなのか、何かにつけて「情報入ったら教えて」というのが、口癖だった。私はこの言い回しがイヤラシく感じ、うん判った!と、答えながらも話すつもりは一切なかった。

そして、社長交代の件、蓋を開けてみると、先輩から聞いた話は全く違っていた。いや、もしかして直前のどんでん返しやも知れない。どうでも良すぎたが、私的に気になった点が1つ。なんか(噂話は)違っていたね〜、と、共感態勢で私に話をふってきた。はぁ?そもそも私はそんな話はしていないし、勝手にアナタが私に言っただけっしょ?!しかも情報のソースはかなり確実と言わんばかりにヒソヒソしてたやん。共感にする場合は、私もその噂話を別ルートから聞き、二人で話した際に、そうらしいよね〜と、なって初めて成り立つんでないの?

勝手に誤報流しておいて、違っていたねって共感は意味不明すぎやわ。