仕事は二の次、三の次
若者の会社に求めることが変わってきている。
日経新聞などを見ていいても、
こう思わせる記事が最近増えてきているように思う
先日、ある新人営業マンと話をしました。
「僕は本社を離れ、県外の営業所に行くのは嫌です。」というのです。
理由は地元の人間(例えば、家族、友人、恋人、サークルメンバー)が好きだからです。
そういう人達と関わり、楽しい生活を送るのが僕の望みです。
給料は食べていければ、それで十分。
休日出勤や長時間労働はできない(したくない)
彼にとって、仕事はあまり重要ではないようです。
明らかに中高年の人生観、仕事観と異なります。
彼だけではないはず。
仕事に高い給料を求める人もいれば、
働きがいを求める人もいるでしょう。
部下を育てられること、
自分のキャリアを高められること、
職場の人間との良好な関係を求める人もいるかもしれません。
家族が安心できるようにと福利厚生の充実を求めたり、
上司や顧客から認められることを求めたりする人もいるでしょう。
つまり、以前より数段、人の“多様性”が増しているということ
中高年はこの状況を「時代が変わった」「今の若い奴らは甘っちょろい」「口だけは一人前」という言葉で説明し、
受け入れを拒否、もしくは諦めています
変わらないといけないのは自分(中高年)かもしれないのに。。。
“多様性”と“相互理解の欠如”
この理解と解決が部下のモチベーションアップ、ひいては業績アップの要になります。
解決方法は“良好な対話”です。
簡単なようですが、中高年には非常に難題です。
なぜなら中高年は極めて“変わりにくい”人種だからです。
パラダイムをシフトさせましょう。
素直な対話を行い、
権力(ポジション)による支配から、信頼関係による結束へと。
勇気が必要ですが、
な~に、最初だけです。産みの苦しみです。
私はそれで変わった人を何人も見てきていますから、
どうぞご安心を
今日の一言
「組織で何かを成し遂げたいときは、まず自分から変わりましょう」
経営コンサルタント
佐竹 悟