俺に言わせるな!
副○○、サブ○○、○○補佐。
どの会社でもこう呼ばれている人っていますよね。
例えば、副部長、サブリーダー、課長補佐など。
こうした職位に就く人の役割に多いのが、
「不在時の職務代行」
というものです。
名ばかりでどのような責任、権限があるのか具体的になってないケースも多いのですが。。。
でももっと大切な役割がありますよね。
参謀や伝道師という役割です
先日ある会社の社長と話をしていた時のこと。
社長を含めた社内の飲み会でのこと、
B課長補佐に対し、社長が
「B課長補佐が所属する部門の人員不足という問題に対し、収益性からしても補充を考えなあかんな」
といったそうです
毎日配員に苦労していたB課長補佐は素直に喜んだそうですが、
そんなB課長補佐に対し、人事担当のA役員が社長の目の前で、
「社長にそこまで言わせたらあかん」
「本来B課長補佐が問題を提起し、人員補充計画を提案すべき」
と言ったそうです
A役員の面子があり、その場では何も言わなかった社長ですが、
私に、
「本来、俺(社長)が言ったようなことは、A役員が言わなあかん」
というのです。
その社長は笑って話をしていましたが、
内心とっても落胆していたはずです。
社長にそこまで言わせてしまったA役員。
周囲にこうした部下や側近しかいないリーダーは細かいことまで目配せしなければなりません。
その結果、
本来やるべきマネジメントが手薄になります。
末端社員からは、部下や側近に仕事を任せられない“度量の小さい社長”というレッテルを貼られることになります。
いずれ会社や部門としての方向性を見失い
社員の求心力も何処へ
副○○、サブ○○、○○補佐、こう呼ばれる人は、
日常業務以外に参謀や伝道師という役割があることも知っておくとよいと思います
今日の一言
「参謀役、伝道師として、積極的にリーダーのサポートをしましょう」
経営コンサルタント
佐竹 悟