私たちは、いつまで思いを引きずるのだろう?
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物事には、陰と陽がある。
今起こっている体験が、良い体験だったとしてもいつかは終わる。
今起こっている体験が、良くない体験だったとしても、いつかは終わる。
禍福は糾える縄の如しで、陰と陽の体験が交互にやってくる。
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そのことを知っていれば、今どんなにつらい体験をしていても、「いつかは終わる」
と思えるようになってくる。
体感がそうさせてくれる。
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例えば、5年前の悩みを今思い出せるだろうか?
恐らくほとんどの方が、何で悩んでいたかすら覚えていない。
そして、一度は通り過ぎたつらい体験はデフォルメされ、思い出の一部となっていく。
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例えば期間で言うと、天中殺期間は、最大2年間の「虚現象」の体験が代表的だろうか。
ここでも2年間という期間があるので、どんなに長くても2年で終わると思える。
見通しが立つことで、無明を感じることができるだろう。
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仁義礼智信の五徳本能の中の一つに、引力本能がある。
引力本能は「信徳」にあたり、別名を魅力という。
魅力のある人は、たくさん引き寄せる。
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その引き寄せる中には、あらゆるものを引き寄せるため、陰陽の縛りは無い。
端的に言うと、魅力あるものは、陰陽どちらも一気に引き寄せてしまう。
それらを乗り越えていくと、更に人としての器が広がり、魅力を増していく。
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どんな体験もいつかは終わり、また別の事象が始まっていく。
内容はどうあれ、この自然の法則を知っておくことで、いつまでも引きずられずに済む。
すぐシフトできるマインドを持っておくことが大事だ。
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話は戻るが、5年前嬉しかったことを今でも覚えているだろうか?
覚えている人は少ないだろう。
だとしたら、最も大事なのは今だ。
今を一生懸命に生きていくしかない。