国内でも報道されたのでお聞きの方も多いかと思うのですが、アイルランドの格安航空会社、ライアンエアーの社長が、機内のトイレをコイン式の有料トイレにしたいと語ったとの事。


これに対してイギリスやアイルランドでは反論が相次いでいて、特に機内のトイレはエアコンや酸素、座席の確保等と同じ安全設備の一部と規制で定められており、不見識・ナンセンスだと言う批判がまたメディアに出ていますが、全く同感というか、当然の反論ですね


たまにある駅のコイン式トイレは、清潔や安全を確保する代わりに代金を取るのだけど、飛行機の場合には乗客に選択の自由が無いんだものね。人の弱みに付け込んだ卑しいアイデアだと言われても仕方がないなと。



で、これを他国の話と笑い話にするのはいいんですが....


例えばJRは、数年前から通勤電車にグリーン車を設置してグリーン料金を取ってます。通勤電車が慢性的に混んでいるのを逆手に取って、座れるのをプレミアムにして余分なお金を取ってます。

JRナビタイムでも、有料サービスの一部として、列車の遅延情報を配信しています。何故JRの遅延情報が有料サービスなんだろう。

こういうビジネスはもう実行に移されていますが、上記の有料トイレの発想に似たものがあります。


こういう身内を欺くようなビジネスモデルが僕は大嫌いです。というか、こんな事をやって身内からお金をむしり取っているうちに、国民みんなが弱くなって行くのだなあ、と思うのです。


何とかして海外からお金を持って来れるような、海外に移植して使えるようなビジネスモデルをみんなで考えなきゃね、と思うこのごろ。