- ソナチネ/文藝春秋

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小池真理子さんの「ソナチネ」を読ませていただきました。
7編からなる短編集。テーマは恋愛。しかも大人の恋。
なのでのっけの鍵から一気に引き込まれましたね。
さすが大人の恋愛書かせたら素晴らしい小池先生だけあります。
夫が急に死んで、しばらくしてその夫の持ち物のジャケットから
妻は知らないどこかの合鍵をみつけちゃうのね。
で、夫は密かに浮気をしてると思う節があって
実際に会社の女の子と男女の視線をかわしあってるのを見たことがあり
その女性が旅行で会社を休んでるときに
そのカギで彼女のマンションのドアをあけることができるか
妻は確かめようとするのね。
でもそれを相談した、夫の生前からの先輩はやめたほうがいいと止めるんだけど
その止められたことによって妻は夫が浮気してた事が事実で
かつこの先輩もそれをしっていてしらを切っていると確信するの。
ダークよね(笑)
LINEだなんだと浮気がばれるツールも最近はデジタル化しちゃってるけど
こういう男女の言葉とか目線とか態度の駆け引きの中に
大人の恋愛ってある気がするので
こういうの読むとこっちがどきどきしちゃいますね~
結局、その先輩と自分の関係が進展して
夫の浮気なんてどうでもいいと思って鍵を捨てて終わる話なんだけど
私がその妻の立場で、旦那のキーケースに知らない鍵があったら
どうするかな?
何の鍵か確認しても、本人に聞いたのではしらをきられそうだしね。
そんな時は探偵よろしく旦那を尾行でもしないと
おさまらないかも(笑)です。ふふ。
桜って綺麗だけど、自分の心が寂しい時にみると
悲しさが増える気がします。
それって桜が散る花だからでしょうかね。
ぜひ桜の見えるカフェとかでしんみり読んでほしい作品です。