- ケモノの城/双葉社

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誉田哲也さんの「ケモノの城」を読ませていただきました。
いやー。
読んでて何度となく胸糞悪くなるというか。
言葉悪くてすみませんが。
以前、あれは誰だったかなー。
新堂冬樹さんか東野圭吾さんか確かそのあたりの作家さんの本にも
これと似たようなテーマが題材の作品があって。
やっぱり読んでて胸糞悪くなったし。
ちょうどその時尼崎監禁事件がニュースになってた頃だったから
ますますリアルに想像できて
「こんなやつ、死刑だ!」とか思って読んだのを覚えてるけど。
この作品は、監禁殺人がテーマです。
どうやって洗脳していくのか?とか
初めのきっかけとか罠のかけ方とか
監禁と体罰拷問とそのやり方というかやられ方というか
そんな状況とか事件の背景とか
延々と事情聴取やら刑事さんたちの聞き込みで判明していきます。
周囲は気が付かないのか?
逃げるということを考えないのか?
私なんかは単純なのでそんなことを考えてしまうんだけど。
この手の主犯格は本当に洗脳していくらしく
人間的な判断とか人格がどんどん変えられてしまうらしい。
でもアツコとまやを救ってくれた聖子のお父さん。
どこに行ってしまったのかがそれだけが心配で
そしてその行方不明の事実が
この作品をより不安な空気にしてると思いました。
自分がもし監禁されたら???
私は逃げることを考えられるかな?
そりゃはじめは逃げる事をすると思うけど
それを継続できるか、不安に打ち勝てるか
わかりません。
こういうお話を読んでるので
とにかく周りに助けを求めるべきということだけは
忘れずにいたいですね。
それにしても。
こういう作品って、書いてる作家さんも相当のストレスだと思うんだけど。
どうなんでしょうね。
誉田さんて割と社会派の作品を書かれてますけど
ご自身の中にはこんな凶悪な心ってないと思うので
どういう風に書かれてるのか
一度お伺いしてみたいもんです。
普通の感覚だったらこんな拷問とか監禁って思い浮かばないもんね。