風のなかの櫻香/徳間書店
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内田康夫さんの「風のなかの櫻香」を読ませていただきました。



久しぶりの内田さんの浅見光彦シリーズ。

安定感抜群ですね~さすが☆

ドラマ化もされてるのでいろんな役者さんが演じてる浅見光彦さん。

辰巳卓郎や水谷豊とか沢村一樹とかいるけど

個人的には中村俊介さんのがいいなあ(笑)

もともと浅見光彦って33歳、独身、次男で

スタジャンにソアラに乗ってる設定だからね。

作者の内田さんは榎本さんが気に入ってるらしく

光彦さん降板後は、お兄さんの陽一郎さんを演じてるんだけど

それが降板の内田さんの条件だったらしいですね。

光彦やめるなら兄貴として出てくれ、って。



浅見光彦さんは、ダメ次男で

定職もなく居候で、なよなよなイメージだけど

洞察力がものすごいんですよね。

それだけのことで、ここまでわかっちゃうの?って

いつも感心するし。

イケメンだけに、嫌味もない。

お母さんとお兄さんに頭が上がらないところとか

ダメっぷりにも共感もてるし。

でもそんなダメな次男なのに

いざ事件が起こると名探偵になるんだもんなー。



今回のお話も、殺人事件とかは控えめなんだけど

とにかく登場人物の複雑に絡み合った関係が

どんどん暴かれていって

「この人、ここにつながるんだ」

「へー!この人、あの人の関係者・・・・」と

とにかく複雑な登場人物相関図で

それだけでもかなり練られてる感いっぱいでした。


なまじ身分が高かったりお金持ちだと出自とかが問題になるのね。

いつもは主人公の女性と「恋?」みたいになる光彦さんだけど

今回は中学生の櫻香(さくらこ)ちゃんが主役だったので

さすがにラブはなかったです(笑)



浅見さんシリーズって勧善懲悪すぎて

最後、融通きかないときもあるんだけど

今回の光彦さんは「あれ?そこ糾弾せずに終わらすのね」と

ちょっと大人?になった感じの光彦さんでした。



それにしても、浅見さんシリーズ読むと

日本って殺人事件多いなーとか

警察でも上の役職の関係者にはへいこらすんのかとか

いろんなことを考えちゃいますな。

でもとても頭のいい光彦さんの推理にふれ

ちょっとすっきり、頭がクリアになりました(笑)


さすがに、安定して面白い作品でした。