羽海野チカさんの「3月のライオン」のご紹介です。


これ、まだヤングアニマルにて連載中の作品で

現在、コミックでは10巻まで出ております。



羽海野さんっていうと「ハチミツクローバー」のイメージですよね。


主人公は幼い時に事故で家族を亡くした高校生のプロ棋士である

桐山零くん。

亡くなった父親の友人でありプロ棋士である養父の影響もあって

中学生でプロ棋士になった零だけど

連載スタート時の零は

ただ生きてるってだけの負のオーラしかない高校生だった。

それが偶然知り合った三姉妹との出会いをきっかけに

「家族」っていうものをだんだんと取り戻していくの。

零には学校にもどこにも自分の居場所がなかったんだよね。

でも三姉妹の住む下町の家で三姉妹と過ごすことで

初めて自分の居場所を感じていく様子がとてもいいです。

まあ、はじめは中々遠慮しちゃって

なかなか懐かない野良猫みたいだったんだけどね(笑)



羽海野さん独特の柔らかさとか優しさとか

コメディの要素もあって笑えるけど

どこかノスタルジーも感じるし

人の心を見てる気がしてとても面白いですし

孤独の描き方が本当に上手です。

零の孤独

学校でいじめにあうひなたの孤独

病気と闘う二階堂の孤独

登場人物の様々な孤独が切なく描かれてます。



私は個人的にひなたが高校受験で

零のいる高校目指すところが好きですね。

零って自分の気持ちの表現が上手でないから

先走ったり空回りするし

考え方も多少卑屈で(笑)


誰かのためじゃなくて自分のために将棋をすればいいのにって

私は思うんだけどな。

そうしたら将棋の事好きになって

生きる意味とか将来の夢みたいなのも持てるようになって

人並みな幸せを感じられるようになると思うのにね。



零を助けてくれている三姉妹にも孤独があってね。

お母さんは病気で死んじゃったんだけど

お父さんはどうも生きているようで。

そのお父さんが10巻ではじめて登場しまして

三姉妹をひっかきまわします。

そのモンスター父から零は三姉妹を守れるのか?

零は棋士として上にいけるのか?

期待の11巻が待ち遠しい展開になっております。




そうそう。

これ、主人公の零がプロ棋士だから

将棋の話が多いのかなってちょっと抵抗があったけど

実際に将棋知らなくても面白いです。

そしてこれを読んだからと言って将棋が出来るようにもなりません(笑)

そんなに将棋の技とか触れないし。

話の流れ的に、将棋界の階級とか仕組みみたいなのを説明はしてるけど

特に専門的に将棋を説明してないからね。

それが物足りないって将棋好きはいるかもしれない。



この物語のなぞのひとつにあげられるのが名人宗谷。

零と宗谷って、同じ天才としてかなんなのか分からないけど

通じるところがあるようなの。

でも化け物みたいに強い宗谷に

零は勝てるようになるのかも

物語の読みどころです。


早く続き読ませて~羽海野先生!!