大山淳子さんの「猫弁 天才百瀬とやっかいな依頼人たち」を
読ませていただきました。
まったく関係ないんだけど
一生懸命読んでた私の向かいでコーヒー飲んでた旦那が
このタイトル見て。
「猫弁????猫の弁当???」って聞いてきた。
つーか、猫の弁当ってなによ?猫が弁当持っていくのか?
それとも猫の形の弁当とか想像したの?
「いや、弁って弁当でしょ?」だって。
ばか。弁は弁でも弁護士だよ。
「そーか。弁護士の弁か。弁当の弁と弁護士の弁が一緒っておかしいね」
こんなやりとりがあったもんで、読んでる間ずーっと
猫が丸ごと入ってるお弁当を想像してやみませんでした。
大山淳子さんの作品も初めて読んだ私。
これ、「ドラマ原作大賞」になった作品らしいです。
読んでても、ドラマとかにしたら面白いだろうなって思いました。
お話は、タイトルの猫弁というあだなの百瀬弁護士のところに
もちこまれるやっかいな依頼のお話。
百瀬は婚活中でお見合い30連敗中。
何がダメか分からないけど、私でもダメだと思ッた、百瀬の行動に。
なんだろうね。
弁護士なんてお見合いじゃ好カードなのにね。
多少人物が変でもさ、弁護士さんなら「ありかな」ってなるだろうに。
でも、その理由も後半明かされます。
大きな事件は、お葬式の最中に霊柩車ごとご遺体が盗まれ
その身代金を要求される事件の交渉人を任されること。
さらに、もともとペット禁止マンションで
猫を飼ってるお金持ちのマダムの依頼。
ペット禁止がペット可になろうとしてる。
うちのねこちゃんを下々の猫と一緒にしたくないから
ペット可にさせないでほしい
という、なんかのトリック?って思うほど
わけわかんない依頼。
禁止のマンションであなたは猫を飼っていいの?と
そもそものところで引っかかっちゃお話進まないからね。
と、何度も私は自分に言い聞かせたよ。
ダメダメな百瀬だけど、無事に霊柩車を取り戻せるのでしょうか?
ってところが大筋なお話です。
ほんとに、細かいところの登場人物まで
ピースの一つになっててね。
ひとつひとつ、ピースがつながりはじめていき。
最後にはすべてのピースがつながるんだけど
その結末は笑いあり涙ありの感動ストーリーでした。
とにかく、このピースのつながりがすごい。
最初に出てきた老婆は、さすがの私でも
「ああ、会長さんじゃないの?」って読めたけど。
マダムの旦那が社長とか、すごい。すごすぎるつながりです。
亜子ちゃんが、世田谷猫事件の中学生とか
世間って狭くない?って思ってしまった。
よーーーーーーーく練られてるストーリー展開と人物設定に
とにかく脱帽します。
へー。ここにこの人がつながっていくのか!とか
この人とこの人って・・・・・・とかね。
誰一人、さらっと出てきて消えてしまう登場人物がいないのがすごい。
まさしくサスペンスドラマで、最後海辺のがけで
船越さんが犯人当てをしてるときの
怒涛の「この人が犯人ね」的な
全部分かったときのつながり種明かしの
すばらしくできのいいのを読ませられてる感じです。
百瀬さんは設定が39才だから、船越さんじゃおじさん過ぎるか。
イメージだと、そうだなー。
猫侍という猫つながりで北村一樹さんかなあ(笑)
亜子ちゃんは小太りイメージで貫地谷しおりさんかな。
私はもともと犬好きなので
どっちかっていうと猫は好きじゃなかったけど
旦那が猫好きで、実家に猫飼ってて。
その飼い猫のみーちゃんが猫のくせにフレンドリーで
みーちゃんとふれあってるうちに猫が好きになった私。
猫が大好きな百瀬になんか親近感わきます。
旦那の実家では、代々飼っている猫のネーミングが
かなりいい加減でね。
ミー太郎。(子猫のときみーと鳴いていたから)
マイ太郎。(WHAT'Sマイケルのマイケル柄の猫だから)
みー(メスだから太郎なし)
百瀬がね、「柄がまるで神様が手を抜いたようだから」って
手抜きの「テヌー」と子猫に名付けた時に
旦那の実家のネーミング、思い出しちゃった。
ペットの名前なんてそんな感じで決まるもんなんでしょうね。
そうだ、昔我が家で飼っていたわんこの名前はラガーです。
「太陽にほえろ」でラガー役の渡辺徹さんが
ドラマの中で殉職したあたりに飼った犬だから。
やばい。
うちのネーミングレベルも、旦那や百瀬と一緒だった(笑)
この作品はシリーズ化されているようなので
ぜひ続編も読みたいですね