橋本紡さんの「ハチミツ」読ませていただきました。



この橋本さんの作品にあるふんわり感が私は好きですね。

ぬくもりを感じます。



お話は。

十歳ずつ年の離れた3姉妹のお話。

この3姉妹、それぞれ母親が違うという設定で

問題児のお父さんと4人で暮らしているんだけど

ある日、そのお父さんが家出するところから始まる。


3姉妹の長女はしっかり者で仕事もバリバリこなす30代。

次女は美人なのにうっかりぼんやり、ダメなタイプの20代。

3女はしっかり家事をこなす、むしろしっかりが理屈っぽく融通聞かない感じの高校生。

その次女の妊娠が発覚し、平凡な生活から

日常に様々な変化が起こっていく様子を描いた作品。



私が、この家の子供だったら

ぐれるけどなー。

お父さん、ちょっとすごくない?3人も奥さん変えて。

しかも娘みんな腹違いなわけでしょ?


次女。美人だけどうっかり。

いい加減。

自分でもそういうのがよくないって思って直したいんだけど

気づけなくて直せない。

しかも美人でモテるので、女性社員とうまくできず

会社で孤立してしまう。

いるいる、そういう女子。

男しか話ができないっていうの?女子にはぶられちゃう人ね。

美人だからやっかまれてるのを差し引いても

仕事が出来なすぎだったり、女子のイラッとポイントつきまくるんだよね。

そして、誰でもかまわず求められたら関係を持ってしまうので

妊娠した時も誰の子が分からないといういい加減さ。


3女。お料理できるししっかりしてるけど。

次女の妊娠を聞いて、可能性ありそうな人を聞いて

その一人一人に「あなたのこどもじゃないですか?」と

直接聞きにいくあたりの行動が、すごいよね。

できないよ、普通。

変わってるね、ではおさまらないでしょう。それ。


個人的にいちばん共感したのが長女だけど

長女も、社内に愛人がいたりして。

しまいにはその清算で左遷されちゃったりするんだけど。

わりとまともにみえるけど、恋愛下手だったり

自分の気持ちをストレートに表現できないあたりは

お父さんのせいだよと思う私。



この姉妹がどうなっていくのか

どう考え、どう進めていくのか、どう流されていくのか

1本のフランス映画みてるようで面白かったです。


この姉妹のように

心がつながっている関係って素敵だなって思います。

物事もきっちりすっきり白黒つけなくてもいいこともあるんですね。

私はついつい白黒つけたくて

そのせいで知らないうちに他人を傷つけてることもあって。

でも自分さえちゃんとしてれば無理に白黒つめなくても

自然と白黒ついていくことも沢山あるんだなって思いました。



最後のお父さんの4番目の嫁さんは

ちょっといただけなかった、若すぎて(笑)