半村亮さんの「僕らの青春下町高校野球部物語」を読ませていただきました。
青春っていいなあ。
と、読みながらひたすら思ってしまった。
お話は、下町にある進学校の下町高校が舞台。
進学校だけに部活にまったく力を入れていないどころか
部活をするな!的な指令が出ている高校なんだけど
なぜか中学時代から名を知られている野球の名人級が9人いるという話になり
「このメンバーで1回だけ試合に出て強豪をやっつけてよう」ということを考える。
キーになるピッチャーをやってくれそうな先輩から始まり
名人級のメンバーに声をかけると
その誰もが「実は野球やりたかった。」とか
「一回試合するなんて面白い。やろうじゃないか」の反応で
とんとん拍子にメンバーが集まる。
でも、その1回の試合をやってくれそうな高校がなかった。
なんでも高野連の規定やらが厳しかったり
野球で甲子園を目指す高校には、無名の下町高校は相手にされないし
相手にしてくれるところは、弱小すぎて
勝って当たり前の高校とはやりたくない下町高校との希望があわず。
結果、正式に甲子園目指すべく
地区大会に出て甲子園にいこうということになる。
はたして、下町高校は勝てるのか?
ざっとあらすじはこんな感じなんですが。
私は女子だから、男子独特の「ノリ」っていうの?
そういうのがうらやましく思えたよ。
やっぱり男子は、馬鹿でも夢追ってほしいもんですよ。
だから、なんだかんだ言い訳してガリバーがメンバーから抜けると言った時の
ガリバーのお父さんの寂しい気持ちが
よーく分かった。
もし私がそこにいたら、夢についてガリバーに説教したところだけどさ。
ガリバーのお父さんは、そうこうことって
説教されてわかることじゃないってことを知ってるんだね。
説教されないと分からないってことは、根本的に言っても通じないのよ。
だからガリバーのお父さんは
「お前が決めたことなら、それでいいんじゃないか」って言ったんだと思うけどさー。
自分の息子に夢がないって、お父さん的には悲しかったろうな。
だから、ダッシュのお父さんが、この無謀で学校ともめそうな計画を立てた時に
それでも嬉しそうにしてたのはわかるよね。
多少問題になったとしても、夢をもって生きてほしいもん。
私の通った高校も進学校だったんだけど。
けっこう部活やってる人はいましたね。
私は中学からやってたテニス部に
同じ中学同じ部活でペアでやってた子と入ったんだけど
そのテニス部にはね
中学の時、よく市内の大会でベスト8以上で対戦してた人が2人いて。
さらに県大会で優勝してた人もいた!
市内ベスト8が私とペアの子と含め4名。県大会チャンピオン1名。
さらに上の学年の先輩に、やっぱり市内大会でベスト8で
私たちが一年の時に対戦したこともあった方が2名。
そんなメンバーになったもんで
いきなり、女子テニス部は強くなってしまいました~
私たち1年生が加入した後の早速あった大会では
進学校にも関わらず、いきなりベスト3に入賞。
他の高校、勝ち残るのはスポーツ推薦で強豪を入れてるような私立ばかりのところに
県立高校が入るってことは、奇跡に近かったことでした(笑)
ちなみに。
田舎にいくと、進学校と呼ばれるところは県立になります。
そして県立の滑り止めとして受験するのが私立。
東京の私立の扱いとは程遠いの、田舎のそれって。
受験カーストの上位は県立高校からで
勉強できない子や、受験失敗組が通う私立ってイメージがあったな。
下町高校もきっとそんな感じだったろうなと
読んでて自分の高校時代の部活をイメージしちゃった。
ちなみにだけど。
高校で野球経験者の友人が言ってたんだけどね。
甲子園行ってるのとそうでないのと
甲子園で優勝してるのとそうでないのでは
一生かわってくるんだって。
それほど、今の日本の野球界の登竜門になってるのが甲子園らしい。
ハンカチ王子とまーくん、みててもそうだもんね。
今じゃまーくんはメジャーリーガーで
ハンカチ王子は野球の試合出てるかも知らなけど
それでもやっぱりハンカチ王子の動向はニュースになるもんね。
ま、それって顔の差って話もあるけど(笑)
下町高校が勝ち進むにつれ、応援に行こうという話が出るんだけど。
「今まで応援に行かなかったのに、勝ち上がってきたら
行くっていうのは、江戸っ子のすることじゃない」ということで
誰も「応援にいくな、みっともない」的な感じでさ。
こんなとこで江戸っ子ですか?とおかしかった。
せめて決勝戦くらい応援いってもいいんじゃない?って
江戸っ子じゃない私は思うんだけどね。
この先、この名人ぞろいの下町高校がどこまで勝ち上がれるか
しっかり知りたかったです。