関口哲平さんの「愛犬マックス誘拐DOGNAP」を読ませていただきました。



関口さんのこと、やっぱり前情報なしの私(笑)

へへ。

表紙のミニチュアダックスがかわいい~のと

「書下ろし長編ミステリー」ってあったので。

最近、ミステリーからちょっと離れてた気がして。

ちょっとガツンとしたミステリー読んでみたくなった。




さて、お話は。

犬の誘拐話。


それだけか???(笑)



こっからネタバレです。


犬を誘拐された競艇選手夫婦と、誘拐した犯人のお話です。

競艇選手の夫、小田切一矢と智美夫妻は

智美の2度の流産をきっかけにミニチュアダックスを飼いはじめるの。

このマックスをとても溺愛していてね。

マックスもほんとかわいくてかしこくて。

智美はマックスのおかげで流産のショックから立ち直ることができるんだけど。

ある日、見知らぬ男がマックスを連れさってしまいます。

夫婦は、わが子のようなマックスを取り返すべく奔走します。


その連れ去った男、衣笠なんだけど。

町工場の社長で、競艇やってて、

実は妻子のほかに愛人と子供がいます。

その愛人の子供が重度の心臓病と診断されて。

海外で臓器移植するしか生きられないと宣告されます。

でも、衣笠には渡米して手術をうけさせるための

4千万円ほどのお金を出してあげる事が出来ない。

そんな時、賞金王の小田切が犬を連れているのをみつけて

その犬を誘拐することを思いつくの。




うん。

まあよくありそうなお話だけど。

この犯人の衣笠は、身代金の受け渡しはしません。

その代り、小田切にね

「マックスを返してほしかったらレースで八百長しろ」

と持ちかけるの。


この辺、とても考えられてますよね。

犯人にとっての誘拐のリスクの一つは、お金の受け渡しらしいからね。

でもこれだったら直接お金を渡したり振りこんだりしないから

犯人が接触しないですむもんね。

誰だか分からないから。捕まるリスクすくないわ。


私はギャンブルしないので、競艇とかしらないけど

万馬券なみに勝てる配当とかあるのね~

これで4千万、稼ごうって思いつけるなら

その知恵を別のところに使って稼げばよかったのでは?と思うんだけどな。



私は犬好きだから。

犬を虐待したりとか信じられないです。

そういうやつは死刑にしたらいいのに、って思う。

この衣笠も、マックスを誘拐したわけでしょ。

犬の誘拐って器物破損とか恐喝程度の軽犯罪らしいです。


なんで?犬の誘拐だって捕まえて終身刑にしたらいいのに。


ちょっと前、盲導犬にいたずらする事件があったでしょ。

私、同じ路線で通勤してて、その盲導犬を見たことがありまして。

ラッシュまではいかなくても、かなり混んでる電車に乗って

乗り換えて、別の電車に誘導してた盲導犬。

その犬に危害加えるってさー。

どうなの???

そんな犯人には波間信子さんの「ハッピー!」っていう漫画を読ませたいです。




ちなみに。この作品。

誘拐までが長く、説明部分も長いです。

小田切夫妻の事情、衣笠の事情が前半占められてて

盛り上がりません(笑)

しかも、競艇に興味のない私には競艇の話も難しかったところがあり。

表紙の犬のかわいさにつられただけに

うぬー、というところが正直ありました。

しかも。

自分の子供の命の為だからと言って

誘拐したお金をあてにするってどうなんでしょう。

親として、そんなお金で子供を救ったとしても

子供が大きくなってそれを知ったら。どう思うか考えてって思った。

そうなると、犯人に共感しかねてしまい。




確かにラストシーンはいいですよ。

これ、緒方拳さんで映像化されてるとのことなんですけど。

拳さんが演じてるのを想像すると

ぴったりはまって、せつなかったな。。。

でも作者の関口さんが「緒形さんがいいといってくれてるならヒットするはず」と

豪語されてて。

自分でいう????

それに

「表紙と題名で、つまんない愛犬本と差別化ができてない」って発言。


すみませんね、犬が好きだという理由で

この本読んで、って思ってしまった。


個人的な意見ですが。

作品どうのの前に。

作者にちょっと興ざめしてしまいました。