友井羊さんの「スープ屋しずくの謎解き朝ごはん」のご紹介です。


友井さんの作品は、この作品がお初の私。

帯に「読書メーターで反響多数!」とか

「このミス」大賞・優秀賞、SRの会ベストミステリー1位受賞作家ってあり。


興味魅かれた(笑)



でお話はというと。

手作りスープが自慢のスープ屋「しずく」は早朝にひっそり営業しているお店。

ぐうぜんそのお店を知った理恵の悩みを

店長の麻野が解決していくというミステリーなんだけど。

やっぱり今回も殺人とかは起こりません(笑)



なんか、寒い日にこれ読んでると

スープストック行きたいな、コンビニでクノール買ってこようかなって気になります。

もう食い意地全開です(笑)

出てくるスープがどれもこれもすっごくおいしそうでおいしそうで。

しかも丁寧にどんな栄養素が取れるかも解説してくれてる。

よだれでてたらごめんなさい、ですね(笑)

でも素人には簡単にはまねできない感じだしなー。

出てくるスープのレシピ、巻末につけてくれたら

なお最高!だったな(笑)


あー。実際にこのスープ屋さんあったらいいのに。


設定が、早朝にひっそりやってるスープ屋さんでしょ。

JALの早朝便に乗ると、ドリンクサービスの中にコンソメスープがありますよね。

喫茶店だとオレンジとかコーヒーとか頼む私も

JALではこのコンソメ頼んじゃいますもんね。

朝ってスープでほっこりしたいっていうか。

体も温まるし、食欲も出てくる感じだし。

そんなスープをひたすらイメージしながら読んでしまいました。



で、このスープ屋しずく。

日常の謎や事件を解いていくあたり、先日のタルトタタンやヴァンショー系なんだけど。

その日常の問題がね。

なんか人間の心の奥の闇の部分っていうか。

深い問題を取り扱ってます。

なので話の進みもより丁寧だし。

店長があっさりなやみ解決!って体でもないの。

しっとりじっくり、丁寧に登場人物の心の機微を描写してて。

そして前半4つの話とラストの章はまったく異質。

ラストの章なんて、え?え?こんな話なの?って驚きの展開というか事実というか

そうか~ここにつながってるのね~と

物語の根幹がわかって面白かった。



スープのあったかさに加えて、店長のあたたかに

ダブルで心までも温まる作品でした。

ぜひ冬とか春先の寒い時期に読んでほしい作品です




最近、この手の謎解き本多いですよね。

古本屋とかコーヒーやとか、フレンチしかり(笑)

日常の問題を題材にしてるし、身近な飲食店とかお店屋さんが謎解きするのが

よりいっそう親近感わくってところなんでしょうか。

確かに変に「名探偵」とか「名刑事」とかを出しちゃうと

日常の謎ときでも、殺人事件をイメージしないでおれないもんね。