日曜のこと。
旦那の実家で売ってるお米の配達があったので大宮まで出かけるときのこと。
天気予報で雨といってた通り、外に出ると結構な雨が降っていて。
車で出かけたときの傘って、案外邪魔なだけだったりするときありますよね?
駐車場までしかささないから、傘はいらないよね?となり
旦那がタオルを2枚出してきた。
二人してそのタオルを頭にかぶって車へ移動。
「こういうときタオルとか便利だね。ぱっとほっかぶりできるし。濡れたのも拭けるもんね」
と私がいうと旦那が
「ほっかむりって防寒の意味もあるみたいだよね。」
そして
「かさこ地蔵のおじいちゃん、自分のほっかむりをお地蔵さんにあげて優しいよね」
と突然、言い出した(笑)
かさこ地蔵??そんな話だったっけ??
大みそかにおじいさんがかさを売りにでかけて
まったく売れなかった帰り道に
雪の中にお地蔵さんたちをみつけて
売れ残ったかさをお地蔵さんにかけてあげるんだけど
1個足りなくて、自分のかぶってたほっかむりをつけてあげるの。
夜、そのお地蔵さんたちがお礼におじいさんに食べ物を持ってきてくれるという
確かざっくりというとそんなお話だったと思うんだけど。
旦那的に、夫婦でほっかむりかぶってシチュエーションで
かさこ地蔵思い出したみたい。
おじいさんの親切とお地蔵さんのお礼ってとこがほっこりするね
日本昔話っていい話が多いよね~
と夫婦でしみじみ。
親切で思い出した話。
私の弟の友人A君は、その日遅めのお昼ご飯を営業先の岩手の海辺の食堂で食べてました。
ラーメンがおいしいお店だとかで
Aくんのほかにも事務員さんらしい女性とか、数人がご飯を食べてて。
あの東北大震災の大きな地震がきた。
もともと東北は地震が多いとこだけど、3,11のこの地震はかなり大きく
A君は地震も津波も大嫌いなので
大慌てで避難しなきゃと思ったらしい。
でも、その食堂のほかの人たちは、あまり気にしていない様子で。
Aくんは一人食堂を飛び出し、急いで高台へ向かった。
途中、地元の高齢者たちが坂を上ってるのをみつけ自分の営業車へのせた。
しばらくすると、未曽有の津波がきて、避難所で夜を明かすことになった。
大変なことになった。
家に連絡したくても携帯が通じない。
とにかく八戸に帰ろうと思うが、ガソリンもそんなにない。
そんな時、地元のおじさんが
「えが(あんた)、ばっちゃ(高齢者)たちを車にのせてたろ。
だば、油(ガソリン)入れてやるから」と言ってくれ
ガソリンを満タンにいれてくれたそうで。
同じ避難所にいたトラックの運ちゃんが
通行止めになってる高速や走れない海沿いの道を迂回して
国道で帰る道知ってるからトラックについてこいと言ってくれ。
なんとか地元に帰ってくることができたらしい。
Aくんが地元の高齢者を営業車に乗せて避難所に向かった親切をみてたスタンドのおじさんと
人に親切にしてるAくんのその話を聞いてたトラックの運ちゃんのおかげで
ガソリンを手に入れることができ無事に帰ってこれたのだと思う。
情けは人の為ならず。
学校で初めて習ったとき
「情けをかけることはその人のためにならない」と勘違いしたもんだが
これの本来の意味はまったく違う。
Aくんの話は極端な事例かもしれないし。
かえってくる親切を当てにして、行動するわけでもないけど。
普段からやさしい心、他人をいたわる心を常にもっていたいなと思います。
ああ、ほっかむり貸してくれたお礼を旦那にしなきゃね(笑)