お疲れ… | Time limit

Time limit

望まなくてもそこにあるもの… なぜか人を不安にさせるけど、それがあるから今を大切にしようと思えるのかもしれない。仕事、遊び、持病、そして介護、後悔しない1日にしたいよね。

親父が
あまりにあっけなく逝ってから
もう10日

なんせ
まだまだずっと長いこと
介護する覚悟をし直したばかりだったから
毎日気難しい親父と本音で接してくれていた嫁
60年連れ添った母
毎晩深夜の昔話が楽しみになりつつあっただけに
最後の瞬間があまりにも急で
肩透かしのおいてきぼりだから
母の落胆は言葉にできない

家族の思いもそれぞれ…


私にできることは
なるべく母を一人にしないことぐらい
仕事でも雑用でも
車に乗せて連れ歩いている

口喧嘩は絶えなかったけど
良い夫婦だったと思う

人生の幕を閉じる前日
親父は
苦しい息のなかで
家族への最上級の
「ありがとう」言ってくれた…

私には「お前のような介護は誰にもできない」
「ほんとにありがとう」と

嫁には
「何時も面倒な事ばかり頼んですまない」
「感謝してる」と

母には
「ほんとうに長いこと、お前には苦労ばかりかけて来た」
「すまなかった」そして「ありがとうな」と

みんなで言葉を持ち寄り
「なんだか気持ち悪いね」なんて言ってごめん…

もっとやれたはず

あれもしてやりたかった

あんなこと言うんじゃなかった…

全員がそんな思いを持ち自分を責めた

でも

苦しみから開放された親父は

優しげな微笑みを浮かべ

とっても安らかに眠っていたから

私たちは救われました

おやじ

お袋のことは大丈夫…

俺たちもな






お疲れさん