私は、彼の裏切り?を知っている。
正確には嘘か。
バイトが長引いたなんてうそ。
後輩とごはん食べてたんだね。
私は、責めなかった。
なにも知らない顔をしていた。
なのに、次の日も。
私はそのとき血の道症だったから、ヒステリックに怒った。
私だって女のヒスは嫌いだ。
だけどね、もう無理だよ。
美も心もボロボロだよ。
怒られるから連絡しないって何よ。
本当のことはなにも話してくれない。
会社のことも、引っ越しのことも。
優しかった頃の彼に執着してるだけなのよね。そんなの嘘なのに。
私のことをこんなふうにする人が、優しいはずないのにね。ばかだね。私は。
今も昔も、私には勉強しかなかったんだよね。それが嫌で、何とかしたくて、ずっとあがいてた。けど、それももう終わり。
愛とか恋とか、そういうのは向いてないんだ、って、よく分かったし。騙されるしか能がないのよ。家族なんて幻想よ。だから今、私はこうして弱っているのだし。
私には勉強しかないんだ!って思うと、大分楽になる。昔はそうしてたし。
愛にさよなら、ですね。
