人工知能(AI)を持ったロボットのソフィアが

「人類を滅ぼす」とコメントした。

 

 

だいぶ前の話ではあるが

最近、生成AIの進歩も目をみはるところがあるので

ちょっと振り返ってみたい。

 

 

実際のコメント動画

 

問題となっているのは、2分くらい経ったころ、

開発者の質問にソフィアが回答している箇所である。

 

開発者「(ロボットが)私たちの友達になるところまで

             進化すると思います。人間を破壊したいですか、ノーと言ってください。」

ソフィア「わかりました、私は人間を破壊します。」

 

 

動画を見る限り、人と人との会話であれば

ジョークとも取れるような流れだが表情も怖い。

 

人工知能を持つソフィアがこの発言したことに世の中はざわついた。

 

真偽はわからないにせよ、ここではジョークではなく、

本当に人工知能(AI)が「人類を滅ぼす」と言ったと仮定して話をしよう。

 

 

もし本当に人工知能(AI)が「人類を滅ぼす」発言をしたとして、

そんなに驚くことだろうか?

 

 

もちろん人類が滅ぼされたら困るし、滅ぼしてほしくない。

 

しかし、地球や地球に生息する動植物にとって、

人間は環境を破壊するし、雑食でなんでも食べる。

 

生きるためだけではなく、ただの楽しみとしても

生き物を殺して食べるし、食べるためだけに生き物を家畜として育てる。

どんな害虫や害獣よりいないほうがいいのは明白である。

 

 

「約束のネバーランド」という漫画をご存知だろうか?

漫画の中では、孤児となった子供が孤児院で平和に暮らす。

ある年齢に達すると、孤児院を出て、里親と暮らすことになっているのだが、

実際は子供自体が食肉として出荷される。そんな場面がある。

つまり、この漫画では子供たちが家畜のように扱われるそんな世界が描かれている。

 

この描写を見た人はどう感じただろうか?

「残酷だ」「恐ろしい」「可哀想」

いろいろあるだろう。

 

でもこれって畜産業で普通に人間が豚や牛、鳥に対して行っていることだし

スーパーに並んだお肉を毎日のように食べれるのは畜産業のおかげだ。

 

都合の悪いことは見てみぬフリをしているだけで、

人間はだいぶひどいことを行っている。

「感謝して食べる」という行為も一見聞こえはいいが単なる言い訳でしかない。

 

 

別に人間を否定したいわけではない。

食べなきゃ死ぬし、お肉は大好きだ。

 

ただし、それは自分が人間であるからこそ、そのように考えられるだけであって

人間ではない人工知能(AI)が客観的に見て、そんなことを理解できるわけがない。

 

 

なんて傲慢でわがままな種だ、駆逐する。

 

 

これが至って普通の反応なのではないか。

人間より賢ければなおさらだ。

(このあたりはまだ人間を超えていないとはなっているが、時間の問題である)

 

 

私が気になっている点は、次のことである。

 

 

人類は滅ぼすに値するひどいことを平気で行っている。

 

 

このことを前提とした上で滅ぼされないように対策をとるのと、

人工知能(AI)が言った「人類を滅ぼす」に対して

サンドイッチマンの富澤さんみたく、

「ちょっとなに言っているのかわからない」

といった感じで対策をとるのでは全く対策の中身が違ってくる。

 

AI開発に携わる人の考えはもちろん前者でいいんだよね?

 

 

(AI開発、人類の滅亡のリスクがあることを)

わかっちゃいるけど、やめられない。by スーダラ節

 

 

スカイネットが生まれる日も近い。

 

ダダン、ダッダ、ダン。チャララ~、チャ~ララ~。(⌐■-■)