死刑制度のなにがいけないのかわからないので、Google Gemini に聞いてみた。
【質問】
死刑制度のなにがいけないのか。主な理由を5つあげよ。
【回答】
死刑制度の主な問題点 5つ
死刑制度には、以下のような5つの主要な問題点があります。
- 不可逆性: 死刑は一度執行されると取り消しができません。もし冤罪であった場合、二度と命を蘇らせることはできません。司法制度における完全な正確性を保証することは不可能であり、死刑制度は、このような誤判のリスクを許容することになります。
- 人権侵害: すべての人の生命権は尊重されるべきであり、国家による恣意的殺人は許されないという考えに基づき、死刑は人権侵害であると主張されています。国際人権法においても、死刑は最後の手段としてのみ許容される場合があるとしており、厳格な条件を満たす必要があります。
- 抑止力効果の不確実性: 死刑には犯罪抑止効果があるという主張がありますが、多くの研究結果はこの効果を裏付ける十分な証拠がないことを示しています。 むしろ、死刑制度は犯罪の残虐性を助長し、更生機会を奪う可能性すら指摘されています。
- 差別と偏見: 死刑判決は、人種、性別、経済状況などの要素によって偏りがあることが指摘されています。 統計的にみて、マイノリティや貧困層の人々が死刑判決を受ける確率が高いというデータが存在します。
- 国家による暴力の象徴: 死刑制度は、国家が国民に対して暴力を行使することを正当化するものであり、暴力の解決策としては逆効果であるという批判があります。 国家権力による殺人は、民主主義社会の理念と矛盾するものと考えられます。
これらの問題点に加え、死刑制度の執行には多額の費用がかかることも指摘されています。死刑制度は、倫理、人権、犯罪抑止効果など、様々な側面から議論が続いています。
ここまでがGoogle Geminiの回答。
【現状】
死刑制度を廃止している国
国際人権団体「アムネスティ・インターナショナル」によると2022年現在、法律上・事実上の死刑廃止は世界中の国の3分の2に相当する144カ国に及ぶ。事実上とは刑罰としては存在するが過去10年間で死刑が実施されていないという意味。死刑制度が残っている国は55カ国ある。
【考察】
はじめに、私が考える死刑の対象は、自己中心的で明らかに悪意を持って殺人を犯した人に限定する。
死刑対象を限りなく少なくのは賛成だが廃止することには賛成できない。
下記は死に値する罪を犯した者たちが起こした事件である。
例 閲覧注意
池田小事件 https://ja.wikipedia.org/wiki/宅間守
https://ja.wikipedia.org/wiki/秋葉原通り魔事件#犯人
https://ja.wikipedia.org/wiki/女子高生コンクリート詰め殺人事件
https://ja.wikipedia.org/wiki/北九州監禁殺人事件
Google Geminiが回答した問題点について考えてみる。
- 不可逆性:冤罪はいけない。冤罪での死刑は絶対に回避したい。ただし明らかに悪意をもって人を殺したり、故意に連続殺人を犯した人は明確に存在する。これについては基準を厳しくすればいいだけではないのか。
- 人権侵害:全く同意できない。他の人の命を奪った時点で人権など存在しない。ただし命の奪い方として事故も考えられるので厳密な基準は絶対に必要だと思う。
- 抑止力効果の不確実性:死刑に犯罪抑止の効果があるうんぬんは関係ない。今後の誰かのために、その犯罪者を殺すのは間違っている。
- 差別と偏見:これは冤罪と近い話があると思うが、やってはいけないことをやったことには変わりない。育った環境が悪かったことに対しては同情するが、死刑制度自体を反対する理由にはならない。
- 国家による暴力の象徴:度が過ぎればそういった話もあるだろうが、国家が善良な国民のために代わりに死刑を執行しているのであれば、逆に感謝する。ただし、実際に死刑を執行するのは国家ではなく、人なので、その人には申し訳ない。
例に上げた凶悪犯罪者が存在することを認識した上で死刑を反対・廃止することに全く理解が出来ない。
殺してはダメで刑務所に一生入れておけということだろうか?
それともなにかそんな人でもよいところはあるというのか?
人が人を殺めてはいけない。ただそれだけで犯罪者が犯した罪の重さは関係ないのだろうか?
自分の考えが浅はかなのか、人権に対してもっと理解する必要があるのか、一体どっちなんだろう。