森岡利行オフィシャルブログ「監督日誌」powered by Ameba

森岡利行オフィシャルブログ「監督日誌」powered by Ameba

脚本家
舞台演出家
映画監督
プロデューサー

先日、三輪晴香の30歳の誕生日を祝う席を囲んだ。
かつて「いつか必ず映像で輝く」と思い描いていた女優が節目の年を迎えたと思うと、感慨もひとしおである。

会には妹の若菜も駆けつけてくれた。
書道家として「若麗」の名で活動しているが、その姿は実に明朗快活。
場の空気を一瞬で明るくする華があり、女優と並んでもまったく引けを取らない美貌の持ち主だ。
まさに美人姉妹。
あの笑顔を見ていると、才能とは表現の形が違うだけで、同じところから湧き上がってくるのだと感じる。


店は串カツ。
ところが若菜は、これまでに60本以上を平らげたことがあるという猛者らしく、その食べっぷりはまるで本物のフードファイターだった。
よく笑い、よく食べる。
その豪快さがまた魅力で、周りにいる我々まで活気づいていくようだった。


晴香も縦型動画の仕事をはじめ様々な現場で経験を重ね、テレビのレギュラーも着実に務めているという。
仕事が充実している様子を聞けるのは、何より嬉しい。
若い頃から知っている人間が、自分の足で立ち、現場に必要とされている。
その事実だけで胸が温かくなる。


思えば晴香は、高校を卒業して上京し、二年ほどわたしの家に居候していた。
まだあどけなさが残り、未来だけを信じて飛び込んできた少女だった。
それがもう12年。
30歳である。
時間の速さに驚かされる一方で、人は歳月の分だけ確かに深くなるのだと実感する。


食事の終わりには、「また一緒に何かやろう」と自然に言葉が交わされた。
過去を懐かしむだけではなく、同じ方向を見て未来の話ができる関係はいい。
こういう時間こそが、次の作品を生むのだと思う。

歳月は人を変える。
だが、本気で何かを目指して歩いてきた者同士の縁は、決して色あせない。
人生は出会いで広がり、再会で輝く。
まだまだ面白くなる……ナンチャッテ(笑)。

『アオイの花』、晴香も来るからみんなも観に来てね!