今、上野の国立科学博物館で
「化け物展」 なるものをやっている。
う~ん、行きたいぃぃぃ。
人魚のミイラ、人魚の肉、天狗のミイラ、河童の手。
気になるキーワードが満載。
「科学の目的は、実に化け物を捜し出す事なのである
(『化け物の進化』 寺田寅彦)」
この言葉が本展のコンセプトらしい。
↑河童の手
迷信だと一言に決め付けてしまうことは簡単だけど。
信仰の中にいた存在や
伝承の中に残っているものたちを
どうやって説明するのか
科学的に解明していくのもよし。
その背景や人の心にせまっていくのもよし。
ただ、想像する余地を残しているのって
とても楽しいことだと思う。
南方熊楠 、柳田國男、上野益三関連の
展示もあるなんて、どきどきです。
「世の中には不思議なことなどないんだよ」
京極夏彦の妖怪小説の台詞がふいに浮かんだ。
さらに、なんと「大英博物館ミイラと古代エジプト展 」も
やってるじゃないですか~。
お化けのミイラに人間のミイラ・・・・。
なんだか、あの世の世界を覗き見って感じで
我ながらちょっと趣味悪いかな。
未知なるものに、とっても惹かれるんでふ。
- 京極 夏彦
- 邪魅の雫
久々の京極さんの新作。
今回は、京極堂も榎木津も
ちょっとおとなしかったよね。
最後は、やはり切ない。
やはりこれは各自読んでもらうしかない。
☆国立科学博物館HP
「化け物展」は11月17日まで。
「大英博物館ミイラと古代エジプト展 」は
2007年2月18日まで。(日時指定制)