- 著者: 飯嶋 和一
- タイトル: 始祖鳥記
やっと読み終わった。
まだずっと読み続けていたかった。
人としての幸せってなんだろう。
まず、自らの仕事を極め
経済的に自立をして。
生活ができるようになったら
次は結婚して子供をつくる。
幸吉は、仕事が認められ
経済的に自立できるようになったとき
「次は結婚して家庭をつくる」ということに
どうしようもない違和感を覚える。
心の中にあらくう何かがいて
それが平凡な生活に甘んじることを許してくれない。
空を飛ぶ、できるだけ遠くに長い時間を飛ぼうとする。
そのために研究をし、実際に試してみる。
ただ、それだけだった。
普通にいわれている「幸せ」
平凡な生活をすることでは満たされないもどかしさ。
自分の思っていたこととは全く違う方向に
事実が動き出してしまう。
凶作と貧困で人々が絶望していた時代。
おのれの信じる道を進もうとした人達がいた。
この作品も人々が生き生きと描かれていて
その時代にタイムスリップしているよう。
その中で、「幸せ」ってなんだろう。
「変化」がおきるとき。
そして、「伝説」は一人歩きする。
世の中が不安定なとき、
人々はこころの支え、
もしくは憂さ晴らしとなるものを
無意識に探し始める。
まっすぐに自分の信じる道を突き進む強さを持ちたい。