中間走って何っていうところ

100mだと、30m~70m付近の走りです

 

さて、先日はスタートについて述べました。

丹田を中心とした軸を前方に倒して走り始めましょうっていう話でした。

30mくらいまではこれを維持します。

 

今日の話題中間走ですが、次は倒していた軸をようやくほぼ真っすぐ(若干だけは前です、前には進みたいので、5°~10°ほどの前傾になります)に戻していきます。

戻していくと同時に丹田の位置がほぼ最高値に移動し、かつ、ここからは着地~足を離すまでの時間が短くなります。

スタートからしばらくは前傾していることもあってどれだけ着地してからすぐに足を離そうとしても加速はしなければいけないので一定の時間地面と接地しています。

ただそれと同じように接地してしまうと足がついている間、スピード(25m/h~30m/h)に負けて後ろに足が置いていかれます。これを足が流れている、などと最近は説明されるものになります。

だめなのは理解していますが、もう25年は前でしょうか、これを理解するために2人乗りの自転車から降りたことがあります。ゆっくり走ってもらっていた(15km/hほど)のですが、足がついている時間を自分が思っているよりも早く上げないとほんとに転けます。20km/hほどに上げてもらった後は一度も転けずに走り始められたことはなかったですね。

余談が過ぎましたが、つまり足がついている間の時間が長い人は必ずスプリントを早く走ることができないんです。中学高校でも0.1秒もついていたらだいぶ長いんです。考えてください。100mを走るなかで30~40歩ほど足を着地するんですよね?0.1*40=4sec足を付いている人が早くは走れないんですよ。

自分の子供が参加している学生の競技会の動画を撮影していると、最初の頃の組に参加している人は早く、後ろに行くほどタイムがあまり早くない人という並びになっているのですが、最初の組の人が1/300*12ほどで足が離れているのに比べ、後半になるにつれ、*15や*16となっていきます。初期の人が11secで走っていて同じだけの歩数、他が全く同じとして40歩足をつくとしたら1/300*(16-12)*40=0.53secも違うんです。とてもじゃないけれども追いつけやしないですし、足が長く付いている人の最高速度は当然早い人達より遅くなるために1sec~2secも遅れるんです。

では早く足を離すために何ができるか、ですが、足が地面に付いてから蹴ってたら遅いんです。つまり、空中にいる間に蹴り始める⇒蹴ってる間に地面に着地し、そのまま蹴り切る。これで0.1secを切る蹴り方ができます。言葉上他にないので蹴るとゆっていますが、正直は当たるくらいだと思ってもらった方がよいかもしれません。

 

明日はフィニッシュに向けてできることを説明するのと説明できるような動画or画像が上げられたらいいなと思って作成中です。プログラミングの勉強にもなるので何をアップしようとしているかというと走っている人の動画を録ったものに対し、骨格推定を行った骨格部分だけの動画を上げられたらと思っています。分かりやすい動画になっていると思うので期待してください。