※不快な気持ちにさせる内容です






子供の頃

朝が来るのがいやでした。


それでも

朝7時に目覚ましが鳴り


寝たのか寝てないのか

分からない状態で


いやだなぁって言葉が出そうになるのを

唇を噛んで頬を叩いて

コトバをキモチをおさえこむ。


「おはよ」


なんて言う相手も居なく


物音を立てないように…


お茶を水筒に入れ

身支度をして…


「行ってきます」


そんな言葉を言う相手も居なく

静かに小さくなった靴を履き


家を出て


学校に行く


そんな毎日



大きなランドセルの中には、母に対して

【ごめんね】って書いたメモを入れてた


朝早く働きに出てくれてる母への

もし消えてしまった時のための言葉


門の前に立つと


座り込みそうになる

泣きそうになる


だけど泣くと負けだから

唇を噛み手を握りしめ…



門を超える


そんなのが日課でした