意外と重要な軒

最近は軒ゼロの家をよく見かけます。

特にキューブ型で陸屋根、みたいなスタイリッシュなタイプ。

私も少しだけ憧れたときはありますが、建築士Hさんから軒ゼロだけは絶対やめたほうがいいと教えてもらいました。

 

・とにかく暑い

・眩しくてカーテン、もしくはブラインドが開けられない

・ちょっとの雨でも窓や外壁が汚れる

 

実は、Hさんの事務所がまさしくそれでした。

季節通して直射日光が入ってくるので眩しく、ブラインドをほぼしめっぱなしだそうです。そして冬は日があまり差してこないため、エアコン+遠赤外線の暖房が必須。

 

この事務所はHさんが間借りしているところだそうですが、ひしひしとデメリットを実感されているそうで、私もなるほど!と思いました。

 

 

そうはいっても、土地の形、隣地との距離、建ぺい率から軒の長さは出せないこともある…

 

できるならば60、標準で90センチ、余裕を持ってなら120あってもいいんじゃないかなと思います。

実家は昭和の家でしたが、縁側があったし、大きな庇もあったのでそういえばポストも全然雨に濡れてなかったことを思い出しました。

 

私の平屋は北と南が90、東西は60です。

東西が短いのは東が県道、西が畑で、敷地から道路や隣地へはみ出ないようにギリギリまでとっての長さです。

土地が三角形のため、Hさんが軒の長さを設定してくれました。

できることなら、やはり軒は最低限作ったほうがいいと思います。

 

軒を長くすれば外壁の痛みも減るし、風雨から守られて汚れにくくもなる。結果長寿命の環境に優しい家になる!

なのに軒を長くすると固定資産税は上がる!って

納得いかない~~