おばあちゃんは、主人のおばあちゃんです。

私には義祖母にあたります。

10年前に95歳で亡くなりました。

おばあちゃんには娘も息子もいて、お嫁さんもたくさんの孫たちもいて、ひ孫もいて、私は孫嫁なので、とーっても遠い存在でした。

形見分けは最後の最後に声がかかりましたが、
正直、声がかかったからにはもらうべきなのか、
遠慮するべきなのかとても悩みところでした。

あ、そういえば、おばあちゃんのアルバムの写真はどうするんですか?

あってもしょうがないから処分するよとの返事。

ならば、欲しい写真があるのでそれを形見分けとしていただけますか?と言い、一枚の写真をもらいました。

その写真はどこかの神社の鳥居の前で数人と映るおばあちゃんの若かりし日の写真です。

若すぎて誰がおばあちゃんかわからないくらいでしたが、この写真をもらった後に、おばあちゃんの妹さんに見てもらい場所とおばあちゃんを特定できました。

おそらく時は昭和の初め。
場所は明治神宮で、同じ職場の人達と撮った写真だということでした。
女性は全員着物ですが、おしゃれをしている感じなので旅行だったのかなぁと叔母が言ってました。

この写真をもらったわけは、
写るわけのないものが写っていたからなんです。
それもたくさん…
すごいな。
こんな時代にもこんな写真が撮れたんだ。

本当はここにその写真をあげたいのですが、
ちょっと怖すぎるので今回は見合わせることにします。

おばあちゃんの形見としてはちょっと変わっていますが、10年経った今も時々写真を出して眺めています。

今度、勇気が出たらその写真をアップしますね。