次男は生後間もなくNICUに入院となり、生後3日目までの4日間をNICUで過ごしました。


Nで行って頂いた治療は、主に呼吸の管理とサーファクタントや糖分の投与だと思われます。




次男がNを出られることが決まった日に、Nのクラークさん(50歳代半ば位の女性)が次男の入院費の説明をしに、私の病室まで来て下さりました。



次男の入院手続きのために、前日に出生届を提出していましたが、もちろん昨日の今日では保険証は出来ませんし、保険証が出来なければ子ども医療費助成制度を利用することも、限度額認定証を作ることも出来ません。



Nでは、ほとんどのお子さんが生後間もなくの入院となるため、出生届も出されておらず、その他諸々の制度を利用することも出来ないことが多いため、保険証や限度額認定証などが出来て手元に届くまで支払いを延ばしてくれるようでした。

※未熟児養育医療制度というものがあり、出生体重が2,000g未満のお子さんや、心疾患などがあるお子さんは医療費が免除になるようです。




この日の前日にも、クラークさんと主人とで入院費支払いに必要な手続き等の話をしていたようで、クラークさんから【限度額認定証】を作ってきて下さいと言われていました。


しかし、主人と私は、子ども医療費助成制度によって入院費は無料になるはずだから、限度額認定証って必要ないのでは?と思っていました。

※私の住んでいる自治体では、3歳未満は通院・入院ともに医療費は無料で、3歳以上は通院・入院ともに500円の自己負担がありますが、2019年1月より、医療費負担の改定があり、通院・入院ともに無料になるのが未就学児(6歳)までになりました。



この日も、クラークさんから限度額認定証を作ってきて下さいと言われたので、私は『3歳未満だと医療費が無料になると思うのですが、それでも限度額認定証は作った方が良いですか?』と尋ねてみました。



クラーク『無料?医療費は無料じゃないですよ?』


私『そうなんですかっ?!上の子達がそうなので、そうだと思い込んでましたっ!』


クラーク『そうですね、無料にはなりませんね。』


私『上の子達の(子ども医療費助成)受給者証に3歳未満は負担額なしって書いてあるのですが、NICUだとまた別になるのですかね?』


クラーク『えっ?!ちょっと見てきますね!』



クラークさんは一旦退室し、しばらくして子ども医療費助成制度の紙を持って戻ってきました。



クラーク『(子ども医療費助成の紙を見ながら)ほんとですね。3歳未満だと負担額なしなので0円ですね。』


私『やっぱりそうですよね!だとすると、限度額認定証は無くても良いのかなと思うのですが、一応申請した方が良いですか?』


クラーク『医療費は無料になりますが、食事代とか衣類代が掛かりますので。』


私『ミルクと衣類で8万円(限度額)はいかないですよね??』


クラーク『確かに…。そうですよね…。じゃあ、限度額認定証なくても大丈夫かな…?ちょっと聞いてきますね!』



クラークさんはまた退室し、しばらくして戻ってきました。



クラーク『子ども医療費の対象になるのが2万点までで、2万点を越えると子ども医療費ではまかなえないみたいです。今回は2万点越えているので、限度額認定証申請してもらった方が良いですね。』


私『なるほど、そういう制度なんですね。2万点越えた分が8万円以上するということですか?』


クラーク『そうですね。限度額認定証を提示して頂ければ、窓口負担が8万円までになりますね。』


私『ちなみに、2万点越えた分は何点くらいですか?』


クラーク『4万点以上ですね。』


私『わかりました。では、子ども医療費助成と限度額認定証の申請しますね。』


クラーク『申請してから1ヶ月もあれば出来上がると思いますので、支払い期限を1ヶ月先の1月21日にしてありますので、1ヶ月健診の時とかで大丈夫ですので、必要な物を揃えて支払いを行って下さい。』


私『わかりました。ありがとうございました。』








私は今まで知らなかったのですが、子ども医療費でまかなえるのは2万点までなんですね…。

※自治体によって違うと思います。






次男の命が助かったのだし、Nで手厚い治療をして頂いたのですから、8万円(厳密には80,100円+‪α‬)なんて安いものですが…。





3歳未満は無料だとばかり思っていたので、想定外で驚いてしまいました。





やはり、実際に8万円というのは、なかなかの大金ですのでね…。













そして、Nのクラークさん…。






医療クラークさんなのに、子ども医療費助成制度のこととか知らなかったのかな…?






今までどうしてたんだろうか…?