【ドゥノン翼(Denon) 2階部分(1)】
●作品No.26 『学芸たちの集いに導かれる青年』(ボッティチェリ)




●作品No.27 『聖母のエリザベツ訪問』(ドメニコ・ギルランダイオ)





●作品No.28 『聖アンナと聖母子』(レオナルド・ダ・ヴィンチ)



●作品No.29 『洗礼者ヨハネの首』(アンドレア・ソラーリ)



●作品No.30 『洗礼者ヨハネの首を受け取るサロメ』(ベルナルディーノ・ルイーニ)



『マルコによる福音書第6章の一節』 ヘロデ王は、自分の兄弟ピリポの妻ヘロデヤをめとったが、そのことで人をつかわし、ヨハネを捕えて獄につないだ。それは、ヨハネがヘロデに、「兄弟の妻をめとるのは、よろしくない」と言ったからである。そこで、ヘロデヤはヨハネを恨み、彼を殺そうと思っていたが、できないでいた。それはヘロデが、ヨハネは正しくて聖なる人であることを知って、彼を恐れ、彼に保護を加え、またその教を聞いて非常に悩みながらも、なお喜んで聞いていたからである。 ところが、よい機会がきた。ヘロデは自分の誕生日の祝に、高官や将校やガリラヤの重立った人たちを招いて宴会を催したが、そこへ、このヘロデヤの娘がはいってきて舞をまい、ヘロデをはじめ列座の人たちを喜ばせた。そこで王はこの少女に「ほしいものはなんでも言いなさい」と言った。そこで少女は座をはずして、母に「何をお願いしましょうか」と尋ねると、母は「バプテスマのヨハネの首を」といい、それを伝えるため、少女は王に「バプテスマのヨハネの首をください」と言った。王は非常に困ったが、いったん誓ったのと、また列座の人たちの手前、少女の願いを退けることを好まなかったため、その通りにした。 |



ルーブル美術館の作品巡りはいよいよ大詰めです!