
【リシュリュー翼(Richelieu) 3階部分】
●作品No.19 『マリー・ド・メディシスの生涯』(ピーテル・パウル・ルーベンス)





『マリー・ド・メディシスについて』 フランス国王アンリ4世の2番目の王妃で、ルイ13世の母。イタリア・フィレンツェの名門メディチ家に生まれた。1600年、彼女が27歳の時に、アンリ4世に見初められフランス王室に嫁いだ。翌年1601年、世継ぎとなるルイ13世を出産し、王宮での立場は一気に向上したが、1610年、アンリ4世が暗殺されたことにより、息子ルイ13世の摂政として重責を担うこととなった。ただ、アンリ4世時代には国内のカトリックとプロテスタントの融和が図られていたが、マリーはカトリックをあからさまに擁護し、これが次第に有力貴族たちの不満を募らせる結果となった。そんな中、有能なリシュリュー枢機卿が政治の舞台に登場し、彼を自らの支持者として引き込もうとしたが失敗、1631年にはフランスを追放され、ブリュッセルに亡命する。1642年、ケルンで没した。 |





















ルーベンスの部屋を後にして、ドゥノン翼へ移動します。




