ルーブル美術館の作品集(その4)ここからはリシュリュー翼の作品を紹介するわ。しかし、本当に広いニャ・・・これは1日、いや3日あっても回りきれないニャ。ルーブル美術館でじっくり作品を眺めていたら1週間はかかるって言われているわ。【リシュリュー翼(Richelieu) 1階部分】●作品No.14 『マルリーの中庭、ピュジェの中庭』すごい数の彫刻ね!どれも有名なんだろうけど、とても全部見て回れないね。この作品の数、圧巻ニャピュジェの中庭は『クロトナのミロ』という作品の作者の名前がピュジェであったことから、マルリーの中庭は、『マルリーの馬』という躍動感あふれる馬の彫刻が置かれたことからそれぞれ名前を取ったのよ。ん?なんかみんなあそこで絵を描いてるニャ。美術学校の生徒とかかな あの銅像の回りにかなり人だかりができてるけど有名なのかな?ちょっと行ってみよう●作品No.15 『蛇と戦うヘラクレス』(フランシス・ジョゼフ・ボジオ)結構大きなヘビにゃこの銅像は、カリュドン王女デイアネイラに求婚したヘラクレスと河神アケロオスが戦っている様子ね。アケロオスは雄牛や大蛇に変身することが得意で、この時は大蛇になって戦ったようね。どっちが勝ったニャ?ヘラクレスが勝って、デイアネイラを妻にしたみたいニャ。●作品No.16 『ニンフのエコー』(サン=ポール・ルモワーヌ)・・・なんかダラけてるニャ。この彫刻は、森の妖精(ニンフ)のエコーのようね。エコーって「こだま」のことかにゃ?その通り。おしゃべり好きの妖精エコーはゼウスの妻ヘラから怒りを買って、相手が喋った言葉を繰り返すことしかできないように呪いをかけられてしまったのよ。それはストレスたまるね・・・じゃあ、この彫刻はため息ついてる場面かな?かわいそうだニャ~・・・ところで、ギリシャ神話になぞられた絵画や彫刻以外にも、見ドコロがいっぱいあるのがルーブル美術館のいいところなのよ。●作品No.17 『バビロン王のハンムラビ法典』ハンムラビ法典だわ!学校の教科書で見たことあるやつね。古バビロニア王国のハンムラビ王が発布した『ハンムラビ法典』ね。ナニナニ?・・・『ネコを厚く敬え』って書いてあるニャ!このサカナっぽい文字はネコに対するお供え物を意味しているニャ!この法典は、固い玄武岩に彫ってあるのよ。この法典が発布されたのがBC1750年頃といわれているから、約4,000年も風化せずに残っていることになるわね。史跡めぐりもいいもんニャ。●作品No.18 『有翼人面牡牛像』 怪物だニャ!古代オリエント(ヨーロッパから見て東に位置する地域)で栄えたアッシリア帝国の宮殿の入り口とかに置かれた守護神ね。顔は人間で頭に角が生えていて王冠をかぶっており、胴体は牛で羽が生えているわ。かなりハイブリッドな守護神ニャ。エジプトのスフィンクスも同じような感じだけど、古代人は何かと合体させるのが好きだったのかニャ?リシュリュー翼の作品紹介は続きます♪