女の子月末からの新婚旅行でドイツ&フランスを周るのでその予習で借りてみました!

『ルートヴィヒ2世』
(在位:1864年~1886年)

ドイツのノイシュバンショタイン城を建てた王。
彼の父親はかなりの勢力者だったようだけど、2世である彼は、戦争や戦いがキライで、その手のことは取り巻きたちにに任せっきり。

自分はオペラなどの演劇や文学など芸術が大好きで、幼少期からの憧れであったワーグナーを宮廷に招くなどして手厚くもてなすが、家来たちは彼(ワーグナー)のことをよく思わず、二人が演劇などに夢中になりすぎて暴走するのを止めるべく、ワーグナーは、一時宮廷を追放。

その後はますます、領地争いの戦いに嫌悪感のあるルートヴィヒ2世は執務をせず、中世風のお城を作るなどに明け暮れた→ノイシュバンシュタイン城もこの時建てられた。
戦争続きに重ねて、多数のお城建築費用等からくる財政圧迫により、ルートヴィヒ2世は、精神病(周りを信用できないからか自分を直視するな&皆仮面をつけろと命令。厳しい財政状況や国家の存亡の危機などを直視せず、建てた城に籠りきりで昼夜逆転し、今でいう引きこもり&鬱病っぽい)との診断により廃位させられる。 また彼は女性を嫌い、側近の美しい青年を愛す。 


ざっくりすぎるけど、こんな感じ。
戦いを嫌い、芸術を愛す、そんな代表的?な王だけど、そんな王様だっていただろうなと改めて思わせられる。
王になった人の好みによって、いくらでも恩恵を受ける人は変わってくるんですよね。ワーグナーとか。
あの、シンデレラ城のモデルとも言われる美しいお城が建てられた背景にはこんな人間模様と怒濤の国家態勢の中にあったんだなと実感。



ちなみにウィキペディアでのルートヴィヒ2世の肖像画と、DVDの役者(晩年の頃)が結構似てるので、しっかり役者選んだんだなぁと地味に感心(笑) 若かりし頃を演じている役者(↑画像の人)も、最初、「あれ?この人が国王?(ってか主人公?)」という印象を受けたほど、パッとしないというか、エネルギッシュな感じではなく、なるほど、戦争が嫌いで美しいものに囲まれていたいような繊細な面持ちですね。