昨年、とある社寺の関係者とお話をする機会がありました。
この時期から年始にかけて憂鬱だと仰って。
その昔、七五三やお宮参り、年始参りなど寺社に行って写真を撮るのは主にお父さんの役目でしたよね。
デジタルが発達してカメラを持つ人が昔より増えたと思うんですけど、そういう節目にはお父さんよりお金を出してプロカメラマンにお願いする人も多くなってきました。
彼らプロカメラマンはお金を頂くので必ず綺麗な写真を撮ってくれるので、お父さんの出番はだんだんなくなってきているのかも知れませんが。
プロカメラマンって、きちんとプロの元で修行していろいろなことを習得してから独立するものだと思ってました。
でも、最近はカメラマン登録をして顧客と繋いで派遣をするところも多いんですね。
修行して独立した人って、師匠からクライアントを紹介されたりするのでしょうけど。
仕事としてのカメラマンのとっかかりのようにそのシステムを利用する人も多くて、下手をすればその仕事がプロとして初めての仕事だったりするカメラマンも居ますね。
それが悪いことだとは思いません。
立派に仕事をされている方がほとんどでしょうし。
ただ、お金を貰うからプロカメラマンです、といってもプロフェッショナルかといえばそうでない気もします。
だって、初めてお金を貰う前まではアマチュアだったんですから。
以前にも書いたことですけど、
フィルム時代、アマチュアカメラマンは街の写真屋さんに色々なことを教わりました。
技術的なことは当たり前のことしか教えてくれません。今のゆーちゅーばーのように自分の閃き的な部分なんて教えてもらえません。
でも、写真を撮るうえでやっていいこととやってはいけない事、やらないほうがいいことなどは教えてもらえました。
でも、デジタルになって先輩カメラマンから教えてもらう機会を今のアマチュアカメラマンは失ってるんですね。
フィルムより圧倒的に多くのシャッターを切れるデジタルですから上達も早いでしょう。
フィルム時代のアマチュアが5年かかって理解した様々な撮影方法をものの数か月で達成してしまうくらいデジタルの恩恵はすごいものがあります。
あくまでも技術的な。。。
ホントに長い前振りなんですけど。
その社寺の関係者が言うには、
そのシステムを利用した参拝者とカメラマンが来たらしいです。そしたら、、、
・祈祷中の本殿に入って写真を撮りだす
・御神体にカメラを向けて撮る
・御神体そのものを撮る
・重たい機材で本殿の床に傷が付いてる
んですって。。。
祈祷中なので神主は注意できないし、祈祷が終わってモノ申そうとしたらもういないし。
そこは景観を重視して撮影時の注意事項などの看板は立ててないそうです。
ただ、今後は立てることも検討しないといけないと仰ってました。
キチンとしているところは事前に社務所に、
「何日の何時から、何時間〇〇様の撮影で伺います」
という連絡があるそうです。
当日もカメラマンが社務所にきて一声かけてから撮影するそうです。
でも上記の該当カメラマンは、黙って来てさんざんなことをして黙って帰る。。。
知らないから仕方がないじゃん、ではすみませんよ。
これがプロカメラマンのすることですか。
キチンとしている「本当の」プロカメラマンに失礼ですよ。
お花を撮るにしてもいろいろマナー的なことは聞きますし、動物に平気でストロボを直焚きする人も居るそうです。
やってはいけない事、やらないほうがいいことを習う機会を失った代償は、「撮影規制」という形でフィールドを狭くする結果に繋がってると感じます。
色々な写真セミナーに参加した経験がありますが、講師はマナー的なことが解っている前提で講習を進めるようですけれど、マナーなんてものは何回聞いてもいいんですよ。
講師の皆さん、やってはいけない事、やらないほうがいいことをもっとアマチュアカメラマンさんに伝えてくださいよ。
それはあなた方の役目ですよ!