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『決断するための本』(エグゼクティブブックサマリー)


日本初!!ベストセラービジネス洋書要約配信 『決断するための本』
~戦略的に考えるための50のモデル~
ミカエル・クロゲラス、ローマン・チャペラー共著


【この要約書で学べることとは?】
①自分自身を向上させ理解する上で最も効果的な意思決定モデル
②自分以外のものを向上させ理解する上で役に立つ意思決定モデル
③意思決定モデルの未来


【3分間で理解する「本書の要点」】
◆人は、意思決定モデルに頼って難しい決断を下している。
◆意思決定モデルは、選択肢をシンプルにし、最も関係性のある要素だけを意思決定に採用する。
◆意思決定モデルは、「自分を向上させるためのモデル」、「周りの人を向上させるためのモデル」、「自分をより理解するためのモデル」そして「周りのものをより理解するためのモデル」の4つに分類される。
◆意思決定モデルは現実を完全に示すものではない。多くの場合、モデルを考えた人の判断すら誤らせることがある。
◆決定を下さないことも、決定の1つである。
◆新しい情報を記憶する一番の方法は、定期的に思い出すことである。
◆時間を効果的に管理するには、毎日の業務に優先順位を付け、その順番にこなすこと。
◆人は、自分が強く持っている信念に反する行動を取ってしまうことがよくある。
◆過去が未来を導くことはない。
◆意思決定のための高度な「予測ツール」が、今の意思決定モデルに取って代わる日が来るだろう。


決断すること、人生という旅路において大なり小なりそれは必ず訪れるものです。

大きくは学業の進路を決断するとき、そして就職、結婚と一般的にはこのような段階を追ったものがあるでしょう。


また、社会生活の中では、決断におけるスピードや質も問われると同時にその判断に対するそれなりの責務も発生します。


特にビジネスで意思決定を図る際、個人の場合と集団の場合、合意をとる過程にすら大きな違いがあり、それがより合理的に精査されたものであってこそ、目的に伴った結果を得られるのではないかと思います。


とは言え、集団の場合、適切な意思決定を下すには、関わる人々の力関係や立場を踏まえた上で、組織内で各々の役どころを知り上手く機能するように日常レベルでの信頼関係を築いておく必要があるため、個人ほどスムーズなものではないと言えるのではないでしょうか。


ともあれ意思決定モデルは経営学や軍事学に於いても主要的な役割りを果たしていることが事実です。


そしてビジネスに於いても、意思決定モデルを戦略的に向上させることは最善の解を獲得するためになくてはならないものであるが故、その取り組み方が大きなカギとなります。


本書では、意思決定モデルの要を2点に置いています。


1つは対象軸を自分自身と外部、2つ目は具体策を理解、向上という点です。


これをそれぞれ統御した4分類が目標到達への高い精度を叩き出す術を教えています。


実際の経験を通じて人々が創り上げたこの意思決定モデルは、まさしく決断するための本です。