50歳以上の年齢層をターゲットとした広告はほとんどない!?
『シニア世代の市場』
~マーケティング戦略やブランド構築戦略を年齢中立的にするべき理由~
ディック・ストラウド著
【この要約書で学べることとは?】
①年齢中立的マーケティング戦略が必要な訳
②50歳以上の消費者が最新技術の市場である理由
③高齢者に売り込む方法とそのメリット
【3分間で理解する「本書の要点」】
◆マーケティング・キャンペーンは「年齢中立的」なものの方が、15歳から34歳の年齢層だけに焦点を絞ったありがちなものより上手く行く。
◆マーケターは若年層と高齢層では行動の取り方が違うと考えているが、これは間違いである。
◆50歳以上の年齢層をターゲットとした広告はほとんどない。
◆しかし、テレビのゴールデンタイムの視聴者の半分以上は50歳以上である。
◆英国、カナダ、米国では、50歳以上の人の方が若年層より裕福で、購買力も高い。
◆50歳以上の人は「恵まれた世代」である。なぜなら4つのP(Pension:年金、Property:財産、Parents:親、Prudence:慎重さ)を持っているからである。
◆反対に、18歳から34歳の年齢層は「貧しい世代」である。
◆固定観念とは異なり、50歳の人は30歳の人と同じくらいウェブを使う。1990年代、パソコンを使う55歳から64歳の人の数は767%も増加した。
◆製造業者は高齢層特有のニーズに基づいて、高齢者が使えるように技術を調整しなければならなくなる。彼らは広範囲にわたって技術を活用する、高所得消費者である。
この本に書かれていることは、これからの日本の社会を経済的に支えていくためには大変に重要な事が書かれていると言っても過言ではありません。勿論、それはおおよその先進国でも共通の問題として取り上げられている「高齢化」の問題です。
これは、これからのビジネスにおいてもこの層をターゲットとすることが必要不可欠となっています。
しかしながら、現在のメディアにおいてはほとんどが若年層を対象としたマーケティングを行っている傾向にあり、また、受け手である高齢者においても論外となっていると感じています。
正直なところ、マスメディアに限らず、ITの発達によって発生してきたソーシャルメディアにおいてもその傾向は多いようです。
しかしながら、これからさらに深刻化する高齢化社会の中においてはさらに、そうした高齢者層をターゲットにしたマーケティング戦略を行い、そうした対象者の購買意欲を活性化させていくことが経済発展にもつながることでしょう。
本書においては、そうした高齢者マーケティングの現状と今後の需要について深く解説をしています。
これからの企業の生き残り戦略を模索するときに大きな参考になるのではないでしょうか。
日本未翻訳のビジネス洋書が読める!!
エグゼクティブブックサマリーがダイヤモンド・オンラインに掲載されております。ぜひ、ご覧下さい!!
エグゼクティブブックサマリーがIT総合情報ポータル「ITmediaエグゼクティブ」に掲載されております。ぜひ、ご覧下さい!!
最後までお読みいただき、
ありがとうございます。明日もお待ちしております☆