『上司を管理する方法』
『上司を管理する方法』
~どのタイプの上司とも上手くやる方法~
ゴンザーグ・デュフール著
【この要約書で学べることとは?】
①最も多く見られる上司の6つのタイプを見分ける方法
②自分の上司と上手くやっていく方法と、タイプごとの衝突回避法
【3分間で理解する「本書の要点」】
◆完璧な上司は存在しない。自分の上司に効く対処法を学ぶこと。
◆上司のタイプを特定し理解することで、効果的に上司と仕事をすること。
◆「いじめっ子タイプ」は、乱暴で攻撃的である。不必要なリスクを冒すが、結果を出すことが出来る。
◆「善良なタイプ」は、常に冷静で行動に矛盾が無い。リスクを冒さない代わりに、衝突に対処することが出来ない。
◆「万華鏡タイプ」は、権力を得るために性格特性をころころと変える。理解しにくいタイプ。
◆「スタータイプ」は、エネルギーに満ちていて、感情表現が豊かである。手間がかかるものに対して我慢がほとんど出来ない。
◆「科学者タイプ」は、論理的に物事を考え、理論を応用することを好む。コミュニケーション能力が低い。
◆「へそタイプ」は、エゴが強く、他人の目標達成の妨害をする。
◆「第七の上司」は、理想的な上司。部下を指揮することとフォローすることの両方が出来る。
◆真の第七の上司は、滅多に存在しない。しかし、自分の上司が第七の上司の特性を身につける手助けをすることは出来る。
<本書の推薦>
どのような企業にも組織が存在します。
そして組織には、肩書きや職位があり、この位置付けが従業員を統制するシステムとなります。
このシステムが機能することで会社の内部統制は円滑になり、ひいては売上げに貢献するものとなります。
しかし、内部統制が、がさつで無責任や無計画なものであると、従業員の縦の序列は 不安定なものとなり、最悪の場合、会社の存続そのものが危ぶまれるということにもなりかねません。
つまりこの内部をしっかりと統制することが会社の業績に好影響をもたらす大きな要因を占めているものと考えられます。
また、その軸となる管理者を図る評価基準の要素には、企業ごとに違いがあるのも事実です。
キャリアを優先しポストを提供する会社、専門的なスキルや結果を 評価の対象とする会社など様々なようです。
しかしながら、その境遇には、コミュニケーション能力という信頼関係を築く確かな下地がなければ何事に於いても双方向での理解が不十分なまま、目的へと遂行するということになります。
それは、たとえ上司部下の関係であれ、互いにストレスという弊害をもたらすものとなるでしょう。
本書、「上司を管理する方法」では、上司の指示は絶対的であるという概念を打破すべく画期的な方法を解説しています。
もし、あなたが部下であるならば、本書の上司が陥る罠やタイプ別に分類した特性を知ることで、感情に振り回されずに上司を管理することができます。
職場での上下関係を円滑にしたいと願う方、より生産性を向上したいと願う方におすすめする一冊です。