『引き出す力』（エグゼクティブブックサマリー）

『引き出す力』
～スマートに引き起こされた小さな動きは、いかにして大きな動きを生み出すか～

ジョン・ハーゲル3 世、ジョン・シーリー・ブラウン、ラング・デービソン共著

【この要約書で学べる事とは？】
①「引き」のセオリーとは何か
②「引き」の３段階はどのように作用するか
③「引き」のセオリーを活用する方法とは？

【３分間で理解する「本書の要点」】
◆「押し」のビジネスセオリーとは、選ばれた少数が大多数のニーズを予測しようとすることであり、これは時代遅れで、もはやビジネスで役立つことはない。
◆「ビッグシフト」とは広範囲に広がる社会的変化のことであり、これにより企業は３つの方法で仕事のやり方を変えることになるだろう。
◆１．自由化および改良された技術によって、新規参入の壁が取り払われ、人、製品、情報が国境を超えて移動しやすくなる。
◆２．知識の「流れ」が知識の「蓄え」よりも重要になる。
◆３．「押し」の影響力が衰えるにつれ、「引き」のビジネス哲学が注目されるようになる。
◆「引き」とは、必要に応じて価値のある人材や資源を囲い、問題を解決しチャンスをものにする能力である。これには「アクセスする、引きつける、達成する」の３段階がある。
◆自分と同じ情熱を持っている人と繋がることで、データ、リソース、人材にアクセスする。
◆人と協働して成果を向上させる方法を学び、可能性を達成する。
◆「引き」のビジネスは、市場や社会に大規模な影響を与え、世界を変えることが出来る。

ビジネスの方法がこれまでの常識から変わろうとしています。

利益や需要を予測して展開していた「押し」から消費者の意見の流れを汲み取る「引き」へとチェンジしているのです。

この書で得ることが出来るのは、「押し」と「引き」のビジネスの違いと、「引き」によるビジネスでの効果的な活用方法です。

ゆっくりと、しかし段階的に効果を上げていく、「引く」という新しい視点からのビジネスの魅力について、理解出来る内容となっています。